スイデンテラス(山形)とヘルジアンウッド(富山)水田姉妹施設協定を締結2020年11月19日
山形県鶴岡市にある水田に浮かぶ木造ホテル「スイデンテラス」と、富山県立山町にある美と健康のヴィレッジ「ヘルジアンウッド」は11月17日、「日本人の原風景や原体験を象徴する『水田』の景観や環境を活かし、連携して地方都市で新たな価値の創造に取り組み、その価値を広めていくこと」を目的に、水田姉妹施設協定を締結した。
水田姉妹施設協定を締結したヤマガタデザインリゾート山中代表(写真左)とGEN風景の前田社長(同右)。
中央は協定を取り持ったレオス・キャピタルワークスの藤野代表
締結式には、今回の協定の仲人となったレオス・キャピタルワークス代表取締役の藤野英人氏と両施設の関係者など約30人が参加。スイデンテラスを運営するヤマガタデザインリゾート(株)の代表の山中大介氏とヘルジアンウッドを運営する(株)GEN風景の前田大介社長が協定書にサイン後、記念品としてそれぞれの地域で穫れたお米を交換。今後の友好関係を誓った。協定をもとに、今後は年に1度のスイデンサミットの開催や、水田姉妹施設の募集、施設間のナレッジの共有やスタッフ同士の交流などに取り組む。
今回の協定のきっかけは、昨年11月に、富山県朝日町で藤野氏が代表を務める起業家育成や地域活性化を目指す団体「みらいまちLABO」の山中代表とヘルジアンウッドの開業を予定していたGEN風景の前田社長が会う機会があり、両施設とも、水田の価値に着目している共通点などがあることから、水田姉妹施設協定を結ぶことになった。
ヤマガタデザインリゾートの山中代表は「街づくりは、地域課題をクリエイティブに解決する事業を創出し、地域資源から事業をデザインすること。本協定の締結をきっかけに、水田という地方都市の美しい原風景を活用した街づくりが、今後、全国に広がっていくよう取り組みを進めたい」とコメント。また、GEN風景の前田社長は「水田の機能的価値はもちろん、アートや文化や歴史観をも内包する情緒的価値を最大限に活かすべく、本協定を通じ、22世紀、更にはその次の世代に向けて新しい地方・日本の在り方、人生の価値を再発見し地域の幸せを創る仲間と輪を全国に広げたい」と話している。
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