「首里城再建カンパ」で沖縄県へ2873万円を寄付 生活クラブ連合会2020年11月27日
生活クラブ連合会は11月25日、生活クラブの代表らと沖縄県の生活クラブと提携する生産者の代表らが沖縄県庁を訪問し、「首里城再建カンパ」の寄付金として計2873万円の目録を玉城デニー知事へ手渡した。
沖縄県庁で行われた贈呈式。生活クラブ連合会の伊藤会長理事(左から4人目)が玉城知事(同5人目)に目録を手渡した
2019年10月に発生した首里城の火災を受け今年2月、提携生産者8団体から、首里城再建は沖縄県民自身が主体となり、広く理解と協力を得て進めたいという決意が生活クラブに届いた。生活クラブは、首里城が日本に存在する多様な背景を知る貴重な財産であり、再建は沖縄の一地域に限る課題ではないとして、組合員に再建へ向けた寄付を呼びかけたところ、約3万2000人の組合員から2873万円が集まった。
今回の寄付に当たり、玉城知事は「首里城は歴史の象徴でもあり、首里城にかかわってきた人々の証でもある。一日も早い完成を推進することはもちろん、地域のみなさんに、歴史と文化と暮らしが密接に結びついていることを感じていただけるような取り組みを一緒に進めていきたい」とコメント。また、生活クラブの伊藤由理子理事会長は「新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、ともすれば人と人とがつながりを失いかねない中にあっても、双方の市民が手をつなぐことの大切さがおおぜいの組合員に伝わった結果。このカンパには、大勢の組合員の応援と連帯の熱いメッセージが込められている。今後ともぜひ沖縄のみなさまと深くつながっていきたい」と話した。
生活クラブは、長年にわたり、沖縄県産の食品・生活用品を取り扱っている。特に沖縄の海水を原料とした食塩や県産サトウキビから作った砂糖はその味と品質の良さから、組合員の食を支える重要なアイテムで、この40年間で農産物、海産物、伝統食材など、現在では8事業者との提携に広がっている。組合員と沖縄の生産者との交流は年々深まっており、組合員らが当地の歴史や文化を学ぶ機会にも発展している。
生活クラブは首里城の一日も早い再建を願い、今後、カタログ等で沖縄県産品の特集を企画するなど、県産品の販売強化も継続的に行っていく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日