外食市場規模は前年比80.5%、単価は2か月連続でプラス 10月の外食市場調査2020年12月3日
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約9000人を対象に2020年10月度の「外食市場調査」を実施。調査結果を発表した。
調査によると、10月の外食市場規模は、3圏域合計で2527億円。前年同月比は613億円減で3月以降での減少幅は最小だった。前年比は80.5%で、9月の同70.1%と比べると、10.4ポイント回復。外食単価が前年実績を上回ったことと、外食実施率・頻度のマイナス幅が縮小したことで市場規模の改善につながった。
2か月連続で前年実績を超えた外食単価は、2019年10月の消費税増税後の初月実績を超え、10月としては過去最高額を更新した。
圏域別では、首都圏の市場規模で前年比が74.7%に対し、関西圏は同89.3%。東海圏は同90.9%と相対的に高く、特に東海圏の回復が目立った。
業態別では8か月連続で主要16業態で市場規模の前年比がマイナスだが、「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」(前年比97.5%)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同95.2%)等は前年水準に近い。「居酒屋」も前年比66.4%まで回復してきた。
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