インドは、新型コロナウィルスによる影響が拡大した今年度第一四半期（2020年4～6月）のGDP成長率が－23.9％まで落ち込み、市場全体としてはマイナス成長となったが、農業分野においては3.4％の成長を確保している。また、グーグルやマイクロソフトをはじめとする米国企業がインドで農業分野に対する投資を次々と行い、市場のデジタル化を加速させている影響が、アグリテックを中心としたDX化に取り組むスタートアップ企業の増加と成長を促進。インド政府の農業改革や農業インフラストラクチャーファンド（AIF）による政策を通じて農業におけるさらなるDX化の進展が期待されている。

同社は、インドにおける8の気候ゾーンと地域毎に異なる農業環境に基づく実証実験や製品のローカライズを現地アグリテック企業等との連携により実施。農家など顧客からの資金回収に必要な農業金融（アグリフィンテック）企業や金融機関との連携を構築することで日系中小企業の製品や技術のインド市場への導入を支援する。

オンラインセミナーは、インドで日印間の様々な技術連携に携わってきた、Hoshitry Impact代表の阪口史保氏をオンライン視察ガイドとして、インド市場のDX化をわかりやすく伝える。

第4回となる今回は、インドで農家に対する農作物の作付指導から購買・洗浄・選果選定・包装・冷蔵物流を一貫して提供するアグリテックスタートアップ企業、LEAF（Lawrencedale Agro Processing India）によるデジタル化による農業の変革にせまる。同社は、農家が高品質な野菜を低農薬で生産できるように支援し、同社が品質管理をおこなった上で都市の小売店向けに配送し、農家が支払いをデジタルペイメントで受取ることができる仕組みを構築している。

◎無料オンライン視察ツアー開催概要
日時：12月23日19:00～20:10
場所：会議アプリZOOMによるオンラインセミナー
参加費：無料

＜モデレーター＆講演者＞
・株式会社オプティアス代表取締役萩原直哉氏
・Hoshitry Impact LLP代表パートナー阪口史保氏
・LEAF（Lawrencedale Agro Processing)創業者・CEO Vijayaraghavan Palat氏