若手就農者を独立まで完全支援 初の新規就農者が誕生 Happy Quality2021年3月11日
農産物の安定的な栽培方法を確立し農業支援と青果卸売を展開する農業ベンチャーの(株)Happy Qualityは、新規就農者の独立支援コンサルティングを通し、同社初の新規FC開業者を送り出した。
新規就農する栗林さんとHappy Qualityの宮地代表(写真右)
同社は、農家の減少や高齢化で匠の農業技術が失われるなどの課題を、"テクノロジー"で解決するためデータドリブン農業の実践と研究開発を行っている。新規就農者が抱える大きな課題である「所得が少ない」「技術が未熟」という点に対し、市場流通や農学、テクノロジーなどの専門知識を持つメンバーが研究開発を重ね、ビックデータやAI、光学センサなどを用いて、誰もが高品質・高単価なトマトを栽培できるスキームを構築してきた。
同社はスキームを用いたコンサルティング支援によって、全くの農業未経験でも、約1〜3年間で1人前の農業家になれるよう独立を支援。テクノロジーを駆使した同社ならではの栽培技術により、匠の技術がなくても、誰でも"稼げる農業家"として独立を目指すことができる。
具体的には、まず現場で専門コンサルタント(先輩農業家)から農業のイロハやHappy Quality式栽培技術を学び、徐々にスキルアップしてきた段階で、独立に向けて具体的な経営計画について専門のコンサルタントがイチから伴走して立案をサポート。普段からHappy Qualityの宮地誠代表と近い距離で働くことで、経営について傍で学ぶことができる。また、FC農家が栽培したトマトは全て全量買取を行い、リスクは全て請け負う形で独立を支援する。
農業未経験から独立を果たした栗林さんは「データや農業理論に基づくHappy Quality独自の栽培技術だからこそ、農業を初めて経験する自分でもスムーズにノウハウを吸収することができた。これからは一農家として最高のHapitomaの生産を目指し、成長していきたい」と話している。
同社は、独立を目指す新規就農者を募集中。連絡は申込みフォームまたは、Wantedlyページから。
Happy Quality式農業モデル
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(153)-改正食料・農業・農村基本法(39)-2025年8月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(70)【防除学習帖】第309回2025年8月2日
-
農薬の正しい使い方(43)【今さら聞けない営農情報】第309回2025年8月2日
-
「安定供給は1丁目1番地」 トランプ関税、農産物輸出でも懸念 JA全農が総代会2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
米農家の所得支える制度必要 米価急落時には国は適切対応を 全農会長ら発言2025年8月1日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年8月1日
-
【注意報】県内各地のりんご園地でハダニ類が多発 岩手県2025年8月1日
-
【注意報】マンゴーハフクレタマバエ 八重山地域で多発のおそれ 沖縄県2025年8月1日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発に注意 石川県2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
【注意報】ネギアザミウマ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月1日
-
【注意報】キク、野菜、花き、果樹にタバコガ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにミカンハダニ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにチャノキイロアザミウマ 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
水稲早期栽培 徳島、宮崎、鹿児島 前年比「やや上回る」7月15日現在2025年8月1日
-
渇水・高温対策本部を設置 水利施設管理強化事業の積極活用を指示 農水省2025年8月1日
-
全農 政府備蓄米 91%出荷済み 7月末2025年8月1日