デリカアドバイザー養成研修 126人を修了認定 日本惣菜協会2021年3月16日
(一社)日本惣菜協会は3月15日、「2020年度第2回デリカアドバイザー養成研修」の修了認定者を発表。3月9日の修了認定審査会で、126人を認定した。これにより、デリカアドバイザー修了認定者は、約293社、2543人となった。
2013年11月にスタートしたデリカアドバイザー養成研修は、惣菜売場のスタッフが惣菜を調理・販売する際の注意点、衛生や食品表示等の食品法令、バックヤード・厨房での作業工程等を通信教育で学ぶ研修。
惣菜・中食産業は、少子高齢化、単身者増加、女性の社会進出増加など、社会環境の変化を背景に、市場規模10兆円を超える大きな産業へと成長。中食需要の拡大が見込まれる中、売り場では、美味しさだけでなく、原材料や栄養素について、アレルゲンなどの健康や安全・安心に関わる事項等まで消費者からの質問に対応する必要がある。
また、新型コロナウイルスによる惣菜売り場におけるバイキング形式への不安など、消費者の不安を取り除くこともデリカアドバイザーの重要な役割となる。同研修は、惣菜売り場で働く人が、基本的な知識を習得することで、店舗の信頼につながり、食品表示制度の一翼を担う重要な役割を果たす。
研修を採用している企業では、売場のリーダーがデリカアドバイザーの資格取得後、テキストを他のパートタイマー等への教育教材として利用し、共に働くスタッフに伝えていくことで、店舗全体の知識レベルの向上に活用。合格者からは「知識を身につけることで、自信を持って対応できるようになった」などの声がある。資格取得後はデリカアドバイザー認定証を店頭に掲示することが可能で、惣菜を購入する際の消費者の買い物サポーターとして、「信頼される売場」づくりを後押ししている。
次回のデリカアドバイザー養成研修受講の申込みは4月1日から5月末まで受け付けている。
◆デリカアドバイザー取得企業・団体と取得者数(10位まで・2021年3月9日)
▽1位 (株)関西スーパーマーケット<183人>
▽2位 中部フーズ(株)<173人>
▽3位 (株)イズミ<151人>
▽4位 (株)ベルク<101人>
▽5位 (株)さとう<87人>
▽6位 (株)平和堂<86人>
▽7位 (株)デリカスイト<70人>、(株ラルズ<70人>
▽9位 (株)フジデリカ・クオリティ<64人>
▽10位 日本ハム(株)<63人>、(株)まつおか<63人>
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