エボラウイルス抗原迅速診断キット 国内製造販売承認を取得 デンカ2021年3月24日
デンカは、北海道大学の高田礼人教授（人獣共通感染症リサーチセンター）と共同開発したエボラウイルス抗原迅速診断キットについて独立行政法人医薬品医療機器総合機構（PMDA）による国内製造販売承認を3月18日に取得。製品名「クイックナビ Ebola」とし、国内防疫の観点から同キットの活用可能性を検討する。
同キットは、診断結果を約10分で判定。特別な器具や装置を必要としないことから、医療施設が十分整っていない地域でも使うことができる。同社は現在、エボラウイルス病の発生が確認されているアフリカでの感染拡大予防に貢献するため、アフリカ諸国の医療機関へ同キットの情報を提供。正式供給の可能性を探るとともに、WHOによる緊急使用承認の2022年取得をめざしている。
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