りんご湯で使ったりんごを再資源化「りんご土」を配布 星野温泉 トンボの湯2021年4月5日
軽井沢星野エリアの日帰り温泉施設「星野温泉 トンボの湯」は、地元農家と協同し、りんご湯で使ったりんごを堆肥へ再資源化する取り組みを2020年から開始。このほどりんごを主原料とした堆肥「りんご土」が完成し、4月26日から近隣住民にその一部を無料で配布する。
再資源化した「りんご土」を無料配布
全国2位の生産量を誇るりんご産地の長野県。トンボの湯はSDGsに寄与する活動の一環として、生産工程で傷がついて百貨店やスーパーマーケットの店頭に並ばないりんごを活用し、りんご湯を開催してきた。
今回配布するりんご土の主な原料は、りんご湯で使用したりんごと星野エリア内の落ち葉の2つ。それらに培養土と水を加え、発酵させたため、植物に必要な養分を含みつつ、通気性のあるふかふかな土に仕上がった。培養土を加えているため、家庭園芸用の土としてそのまま使用できる状態になっている。
昨年10月中旬に長野県小諸市御牧ヶ原にある野元果樹園で、同社スタッフがりんごの収穫と傷がついたりんごを選定する作業を手伝い、収穫したりんごで、トンボの湯の男女の内湯にりんごを浮かべる「りんご湯」を開催。りんご湯の終了後に、りんごの回収と水切り作業を行い、堆肥化が進むように、りんごをカットする作業を行い、星野エリアの敷地内に、コンポスト(堆肥をつくる容器)を設置した。また、同社スタッフが定期的に水分を足し空気を含ませるよう混ぜる作業を月2回の頻度で行い、堆肥を管理。3月19日には、トンボの湯のスタッフが農家を訪ね、りんご畑の苗木に完成したりんご土を還元した。
配布するりんご土は、クラフト袋に詰めて、1袋300gの個包装を200個用意。4月26日からトンボの湯の受付け窓口で配布する。用意した数がなくなり次第終了。1人3個まで受け取れる。
完成した「りんご土」を畑に還元するスタッフ
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ多様な農業経営体が大切なのか2024年3月28日
-
全国の総合JA535から507に 4月1日から 全中2024年3月28日
-
消える故郷-終りに、そしてはじめに-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第284回2024年3月28日
-
岩手銀行、NTT東日本、JDSCが「岩手県の『食とエネルギーの総合産地化』プロジェクト」を共同宣言2024年3月28日
-
「日曹コテツフロアブル」登録変更 日本曹達2024年3月28日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」 FMC2024年3月28日
-
飼料用米を食料安保の要に 飼料用米振興協会が政策提言2024年3月28日
-
肥料袋の原料の一部をリサイクル樹脂へ置換え 片倉コープアグリ2024年3月28日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2024年3月28日
-
純烈が熱唱 新CM「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」公開2024年3月28日
-
むすびえ「ウェルビーイングアワード 2024」活動・アクション部門グランプリを受賞2024年3月28日
-
「物流の2024年問題」全国の青果センターの中継拠点化で「共同輸配送」促進 ファーマインド2024年3月28日
-
ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
-
農業の「経営技術」を習得 無料オンライン勉強会を隔月で開催 ココカラ2024年3月28日
-
森林由来クレジット販売プラットフォーム立上げ第一号案件を売買全森連×農林中金2024年3月28日
-
新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」育成 耐病性が優れ安定生産が可能に 農研機構2024年3月28日
-
食品ロス削減に貢献 コープ商品6品を3月から順次拡充 日本生協連2024年3月28日
-
最適な雑草防除をサポート「my防除」一般向け提供開始 バイエルクロップサイエンス2024年3月28日
-
国産和牛が当たる 「春の農協シリーズキャンペーン2024」4月1日から実施2024年3月28日
-
れんこん腐敗病の課題解決へ JA大津松茂と圃場検証を実施 AGRI SMILE2024年3月28日