エシカル認知調査「内容まで知っている」5.5% エシカル消費研究会2021年4月7日
CCCマーケティング(株)は、食の領域を中心とした生活者のエシカル消費に関してさまざまな視点で研究開発し、その成果を発表する「エシカル消費研究会」を立ち上げ、第一弾として「エシカルに関する実態調査」を発表した。

「エシカル消費研究会」は、共創型プラットフォーム「Tカードみんなのエシカルフードラボ」に位置づけられる研究会。データベースマーケティング研究所と、CCCマーケティング総合研究所が中心となり、企業、教育機関、自治体などと食の領域を中心とした生活者のエシカル消費について研究することを目的に設立された。同調査は2月26日~28日、16歳~69歳の男女3000人を対象にインターネットアンケートで実施した。
形容詞で「倫理的な」という意味の「エシカル」は、法律で決まっているわけではないが、誰もが思う良識といえる社会的な規範のこと。調査によると、「エシカル」の認知状況について、「内容まで知っている」は5.5%、「聞いたことはあるが内容はよくわからない」は16.3%で、合わせた認知率は21.8%。関連するワードの認知率は、認知率が高い順に、「エコロジー」76.0%、「SDGs」52.2%、「ロハス」51.8%、「サステナブル」50.6%、「フェアトレード」46.8%、「エシカル」21.8%、「ESG」17.8%、「倫理的消費」17.8%の順となり、「エシカル」はまだ広く浸透した言葉ではないことがわかった。
次に、「エシカル」を知らなかった人も含めて、概念を説明した上で「エシカル消費」に共感するかどうか5段階で聞いたところ、エシカル消費に「共感できる」答えた人は8.7%、「やや共感できる」と答えた方は27.8%で合わせると36.6%。最も多かったのは「どちらともいえない」と答えた49.4%だった。
また、「エシカルフード」について共感するか聞いたところ、「共感できる」は10.3%、「やや共感できる」は31.4%で合わせて41.7%。また、「どちらともいえない」は46.7%だった。「どちらともいえない」が多いのは、まだよくわからないという人が多い状態と考えられる。
「エシカル」の概念を説明後、イメージワードを提示して、それぞれあてはまる度合いを5段階で聞いたところ、「あてはまる」もしくは「ややあてはまる」という答えが多い順に、「真面目」46.5%、「先進的」35.3%、「役に立つ」34.2%、「安心できる」32.6%、「信頼できる」30.7%だった。
約半数は、明確な意思や態度がまだ無い状態で、安心、信頼、真面目など好意的に見ている人の中でも、先進的な事柄というイメージの層、伝統的・保守的なイメージの層の両方が存在する。その他、真面目なイメージでとっつきにくさを感じている層もいた。
さらに、エシカルフードに関連する事柄について、関心度を5段階で聞くと、「関心がある」もしくは「やや関心がある」と答えた人が多い順に、「食品ロスの削減」64.0%、「過剰包装の削減」58.1%、「消費者の健康への配慮」55.2%、「地産地消」54.3%、「労働者への公正な賃金の支払い」53.0%だった。
エシカル関連ワードの認知率
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