全国の地域生協 総供給高見込み3兆円に-日本生協連2021年4月14日
日本生協連は2020(令和2)年度事業の実績を4月13日に公表した。コロナ禍で生協の宅配利用が若年層に広がった。
全国120の地域生協の供給高(売上高)の総供給高見込みは3兆683億円(前年比111.8%)と3兆円の大台に乗った。宅配事業が2兆1170億円(同114.9%)、店舗事業が9513億円(同104.3%)といずれも前年実績を超えた。
実績が伸びた要因は宅配利用者の増加だ。今年2月に生協総研が発表したアンケート調査結果によると、これまでは50代以上の組合員が宅配利用の中心となっていたが、新規利用者の内訳をみると、25~29歳が21.5%、30~34歳が25.4%、35~39歳が16.9%と6割以上を若年層が占めた。
週1回、決まった曜日・時間に届く生協の宅配が予定を立てやすく、食材を計画的に利用できるメリットとして評価されたようだ。新規の生協宅配利用者のうち7割程度が、今後も生協の宅配利用を継続したいと回答している。
日本生協連の2020年度実績は4397億円で前年比112.1%となった。コープ商品事業は農畜産品、冷凍食品が伸びて3415億円(同109.9%)となった。家庭用品や消耗品などを供給するキャロット事業は在宅需要が継続し、405億円(同121.7%)、衣料品や家庭用品などのカタログ事業は556億円(同119.9%)、ギフト事業は35億円(同118.6%)となった。
全国の生協組合員は前年比101.2%の2996万人となった。地域生協の20年度世帯加入率は推計値で38.8%(同+0.4ポイント)となった。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日