収穫後の葉を利用「パイナップル葉繊維ストロー」発売 フードリボン2021年5月24日
「捨てるものがない明日へ」をスローガンに循環社会の実現をめざす株式会社フードリボン(沖縄県国頭郡大宜味村)は、パイナップルの実を収穫後の畑に残る葉を活用したストロー「KISEKI パイナップル葉繊維ストロー(パイナップルストロー)」を発売した。
KISEKI パイナップル葉繊維ストロー
パイナップルストローは果実収穫後の畑に残り廃棄されていた葉の部分から繊維を抽出する際に出る残渣(セルロース)と、PLA(ポリ乳酸/とうもろこしのでんぷん)を配合し、天然素材で生分解性の環境にも配慮した製品。繊維抽出時に大量に出る副産物を活用しているためコストパフォーマンスが良く、利用しやすい価格を実現した。4月末からは、SDGsを推進している沖縄県内のホテルや事業所向けにパイナップルストローの出荷を開始。今後は、自然に還る循環素材として、国内外市場へ展開していく。
パイナップルの葉から抽出した繊維は、今夏に銀座・和光で沖縄のアロハシャツブランド、パイカジのパイナップル繊維入りアロハシャツが限定発売予定。さらに、農業生産法人沖縄美ら島ファームが生産するゴールドバレルパインを7月にギフト用ボックス入りで「葉を捨てないKISEKIのパイン」として限定発売を予定している。
同社は、2017年創業。大宜味村のシークワーサーを丸ごと余すことなく使って製品化し、やんばる世界自然遺産登録応援プロジェクト「KISEKI」を発足。2019年から、日本一のパイナップル生産地、東村をきっかけにパイナップル葉を活用する企画を始め、2020年には、沖縄県が推進する「おきなわSDGsパートナー」に登録された。また、沖縄県内主要8社が取り組む「オキナワ・スタートアッププログラム(OKINAWA START UP PROGRAM)に採択されている。
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