予約登録米「サステナブル★セレクション2023」三つ星認定 パルシステム2023年11月7日
「サステナブル★セレクション2023」が11月3日に発表され、パルシステムの「予約登録米」が最高位の「三つ星」認定を受けた。利用者が田植え前に年間の定期購入を予約し、有機や減農薬栽培の米生産を応援する仕組みが「サステナブルな理念と手法のサービス」として認定された。
生活協同組合の三つ星認定はパルシステムが初
「サステナブル★セレクション」は、サステナビリティの情報を発信する株式会社オルタナと(一社)サステナ経営協会の共催で、サステナブルな理念と手法で開発された製品・サービスを選定・認定することで社会やマーケットでの存在感を高めることをめざす制度。
予約登録米の「サービスの持続可能性」を評価する一つ星、「持続可能な経営推進」を評価する二つ星認定に続き、環境(E)社会(S)ガバナンス(G)の取り組みが総合的に評価された。2020年に始まった同表彰で三つ星認定された生活協同組合はパルシステムが初めて。また予約登録米は10月5日に発表された2023年度のグッドデザイン賞も受賞している。
予約登録米は、田植えの段階で年間を通した定期利用の約束として利用者自らが登録し、新米の収穫以降、4週に1度届ける。1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2023年で29年目を迎えた。大規模災害などで調達が厳しいときも登録者を優先して届ける、持続可能な生産と消費のシステムとなる。
予約登録米の米生産をする産地の一つJA佐渡
予約登録米は、多くの産地で化学合成農薬や化学肥料にできるかぎり頼らない栽培を目指しており、田植え前から出荷が約束されていることで、生産者は安心して米を栽培できる。利用を通して環境保全型の農業が地域に広がるほか、次世代の生産者を育てるあと押しになるなど、さまざまな役割を果たしている。
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