2027年の温室効果ガス0へ「OUR GREEN」プロジェクト始動 グリーンコープ共同体2024年2月7日
西日本を中心に16の生協で構成されるグリーンコープ共同体は、カーボンニュートラルに向けた一連の取り組みを「OUR GREEN」と名付け、2024年から本格化する。「2027年までにグリーンコープが事業で排出する温室効果ガス0」を目標に掲げている。
カーボンニュートラルに向けた主な取り組みは、「全車両の電気自動車(EV)化」、「二酸化炭素を排出しない電気の利用推進」「国産品の充実による、輸送時に発生する温室効果ガスの削減」「リユース・リサイクルの推進」。このほか、「ドライアイスの使用を大幅に削減するための保冷箱・蓄冷剤の開発」や「マングローブの植林」にも取り組む。一連の取り組みにより、グリーンコープの事業の全工程で絶え間なく、温室効果ガスを削減していく。
グリーンコープはこれまで、配送用車両への電気自動車EVの導入や、バイオマス・太陽光・小水力・地熱などの自然エネルギーを利用した化石燃料に頼らない電気の利用などカーボンニュートラルの実現に向けて、さまざまな取り組みを行ってきた。
今年から取り組む「OUR GREEN」プロジェクトでは、主に全車両のEV化に取り組む。すでにグリーンコープでは144台のEV導入を決定しており、福岡西支部では昨年「完全EV化」を達成した。この取り組みをさらに広げ、2027年までにグリーンコープ全体での「完全EV化」を実現する。
また、EV化だけでなく、その動力源となる電気にもグリーンコープはこだわる。グリーンコープの各事業所では最大限、グリーンコープでんきが供給する電力を利用するようにしている。グリーンコープでんきが提供する電気は、バイオマス・太陽光・小水力・地熱などの自然エネルギーを利用した化石燃料に頼らない発電方法で作られている。
グリーンコープのEVは、「グリーンコープでんき」の「ゼロエミッションプラン」の電気を使用。発電時だけでなく、「地球温暖化対策推進法」に基づく電気事業者別排出係数の観点からも、二酸化炭素排出ゼロを達成している。これによりEVから排出される二酸化炭素は動力源の電気も含め、「完全にゼロ」を実現してきた。今年からはさらにグリーンコープでんきによる発電と利用拡大に取り組む。
重要な記事
最新の記事
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(26)【防除学習帖】 第265回2024年9月14日
-
土壌診断の基礎知識(35)【今さら聞けない営農情報】第265回2024年9月14日
-
米不足で先行き不安【消費者の目・花ちゃん】2024年9月14日
-
シンとんぼ(109) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(19)-2024年9月14日
-
【注意報】野菜類にコナジラミ類 県下全域で多発のおそれ 岐阜県2024年9月13日
-
【注意報】大豆に吸実性カメムシ類 美濃地域で多発のおそれ 岐阜県2024年9月13日
-
(401)最後の藁【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年9月13日
-
無料オンラインセミナー「北海道の農業を現場から学ぼう」第2弾を開催 北海道2024年9月13日
-
産官学連携で生まれた「狭山茶フレーバーティー」食のオスカーで1つ星獲得2024年9月13日
-
希少な埼玉県産枝豆「さきたまめ」数量・期間限定で販売 JAタウン2024年9月13日
-
米の目利きが教えるお米の教養書『米ビジネス』発売2024年9月13日
-
持続可能な消費のヒントが見つかる「サステナウィーク」14日開幕 農水省2024年9月13日
-
岡山のシャインマスカット「晴王」新規格・家庭用がお買い得 JAタウン2024年9月13日
-
【地域を診る】農村地域再生の視点 効率優先で被災地の生活見えず 能登復興プラン届かぬ住民の声 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年9月13日
-
第22回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール開催 より良い地球環境を将来世代に2024年9月13日
-
幻のじゃがいも「今金男しゃく」使用 秋限定ポテトチップス予約受付開始 湖池屋2024年9月13日
-
農薬出荷数量は4.1%減、農薬出荷金額は1.3%減 2024年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年9月13日
-
東京農大と連携協定 バイオサイエンス分野で活躍する女性を育成 跡見学園中高2024年9月13日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年9月13日
-
中国料理の巨匠・脇屋友詞氏とコラボ「世界最高米フェア」開催 東洋ライス2024年9月13日