脱原発・脱炭素・再生可能エネルギー80%求め 経産省・環境省に署名を提出 生活クラブ2024年2月13日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は2月6日、東京・永田町の衆議院第二議員会館で院内集会を開催。2024年に予定されているエネルギー基本計画の改定に際し、サステイナブルな社会の実現のために組合員を中心に脱原発・脱炭素・再生可能エネルギー80%を求める署名11万2957筆を集め、経済産業省と環境省に提出した。
11万2957筆の署名を経産省・環境省に提出(6日、東京・永田町)
集会には生活クラブの組合員、関連団体など約200人が参加。菅直人元首相ら国会議員10人が参加し、「原発がなくても再エネですべての電力で供給可能と確信した」「みなさんとともに頑張っていきたい」とコメントした。また、集会終了後は会場外でスタンディングアクションを行なった。
この日、ゲストとして参加した世田谷区の保坂展人区長は「区では再エネの自治体間連携などもすすめているが、再エネ化を阻害する誤った見解も多くある。原発が地震大国である日本でいかに危険で、持続可能ではないということをしっかりと議論してほしい」とコメント。また、Climate Integrate 代表理事の平田仁子氏は「2050年に温室効果ガスを0にする早急なシステムチェンジが必要。インフラの転換、火力・車依存の社会、石炭・ガス・鉄鋼・セメントなど排出量の多いところを根幹から変えていかなければならない。環境問題というより、システム・経済、まさに政治の問題で、私たちがシステムチェンジの担い手となり、声を大にして再エネを支持し、自分たちが暮らす地域でつながりをつくっていきましょう」と呼びかけた。
院内集会終了後、会場外で行われたスタンディングアクション(6日、東京・永田町)
このほか、生活クラブ関連団体として重茂漁業協同組合、JA庄内みどりなどからのスピーチもあり、生活クラブ神奈川 副理事長でエネルギー政策提案運動実行委員長の佐野めぐみ氏は、「能登半島地震で日本は地震の多い国だとういうことを改めて突き付けられた。これは『今度こそ本気で原発に向き合いなさい』という自然からの警告ではないか。私たち一人ひとりが自主的に動き、つながり、活動をすすめることが持続可能な社会の実現を現実のものとすると思います」と話した。
院内集会の終了後は、会場外でスタンディングアクションを行ない、参加者有志40人が参加した。実行委員会で考えたオリジナルコール「変えよう変えようエネルギー 電気でミライを変えようよ 変わろう変わろう再エネで 変わって止めよう気候危機」を唱和し、それぞれの想いを述べた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日