移動スーパーとくし丸 能登の地元販売パートナーが営業再開 移動販売支援を継続2024年2月13日
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地の連結子会社である、株式会社とくし丸は、自治体や省庁と連携し、能登半島で移動「スーパーとくし丸」を通じた救援物品の無償配布を1月7日に開始。2月1日からは、地元の販売パートナー(個人事業主の販売員)の移動販売を再開し、1〜3台の車両で運用を継続を予定している。
被災地での「とくし丸」の活動
とくし丸は能登半島地震に伴い同社員が現地入りし、自治体等と連携しながら、1月7日〜2月2日までの22日間で204か所で救援活動を実施。通常時は移動スーパーだが、災害時など有事の際に物資運搬車となる"フェーズフリー"としての役割を果たした。地震や津波による被害が大きく安全な移動が困難な状況の輪島市、珠洲市、能登町など小規模避難所や住宅街で必要に応じた救援物品の無償配布を実施。現地で必要とされるものを聞き取りながら、約200品目の商品を移動販売車に積み込み「選べる楽しみ」も提供している。
石川県における移動スーパーとくし丸は、2016年5月から稼働を始め、2024年1月時点で19台が稼働。能登半島地震で輪島市と志賀町の地元の販売パートナー(販売員)として活動する3人が被災し、提携する地域スーパーも半壊するなど通常営業が困難な状況だったが、2月から地元の販売パートナーも加わり支援を開始した。今後は地元の販売パートナーが中心となって支援活動を行うことで、地域での生業の復興も両立していく。また、被災地の復旧から復興のフェーズにおいて「自助努力による復興に向けた地元の事業活動」をサポートする。
一方、とくし丸は、地域に慣れ親しんだ販売パートナーが日頃から利用者に異変がないか見守る役目を果たしており、1月下旬からは販売パートナーが安否確認のため訪れ、再会を喜び合う姿も見られた。また、提携スーパー「どんたく」では輪島市や輪島警察署と「見守り協定」を締結し、自治体等と連携し見守り活動を実施。その他の地域でも、地域やお年寄りの詐欺被害を未然に防げる注意喚起も検討していく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日