農業用水路に特化したマイクロ水力発電を推進 シグナス水力発電研究所に投資 FVC2024年3月5日
フューチャーベンチャーキャピタル（FVC）は3月1日、 長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合」より、小水力発電機の開発・販売およびメンテナンスを行うシグナス水力発電研究所（長野県安曇野市）に投資を実行したことを発表した。
シグナス水力発電研究所が製造し設置された発電施設
シグナス水力発電研究所は、これまで活用されてこなかった農業用水路に特化した水力発電設備の開発・生産・販売等に取り組む信州発のスタートアップ企業。同社が提供する発電設備は、環境負荷の小さい安定的な電力供給ができることに加え、災害時の非常用電源としても注目されている。
FVCは、京都に本社を置く独立系ベンチャーキャピタル。地域のベンチャー企業を支援するための「地方創生ファンド」と事業会社のオープンイノベーションを促進する「CVCファンド」、地域を問わず有望なベンチャー企業に投資を行う「テーマ型ファンド」に取り組んでいる。
また、信州スタートアップ・承継支援ファンドは、創業・第二創業期にある企業や事業承継における後継者の株式買い取り問題を抱える企業に対し、投資により資金を供給することで、地域経済の発展と新たな雇用を創出することを目的として、長野県内の地域金融機関等とFVCが共同で設立した。
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