JAS構造材パンフレット 「安心・安全の国産JAS構造材」作成 全国木材組合連合会2024年3月26日
全国の木材・木製品製造流通会社等が加盟する(一社)全国木材組合連合会は、品質・性能の確かなJAS構造材を活用する実証的な取組を支援する林野庁補助事業において、国産のJAS構造材について理解を深められるパンフレットを作成し、関係団体を通じて配布。"木のある暮らし・木の街づくり"を提案するWEBマガジン「Love Kinohei ラブキノヘイ」でもPDFデータをダウンロードできる。
国産木材の利用を促進することは、炭素の貯蔵や資材製造段階での二酸化炭素の排出削減を通じた脱炭素社会の実現、都市等における快適な生活空間の形成、地域の経済の活性化等に大きく貢献することが期待される。
今後、人口減に伴う住宅着工戸数の減少が見込まれる中、木材需要の拡大を図るには、現在木造率が低位な非住宅分野を中心に開拓することが必要。また、2025年施行の建築基準法では、ある規模以上の中大規模の木造建築を建てる場合には木造でも構造計算が必要となる。
JAS製材
自然素材の木材は、品質にはばらつきがあるが、骨格を支える構造体に、日本農林規格(JAS規格)に準拠したJAS構造材を使うことで、一定の品質や性能が担保される。JAS構造材は基準強度が樹種や等級ごとに合理的に定められているため、許容応力度計算をする上で大きなメリットがあり、非住宅の建築物や中高層建築物の構造材としてより適している。
パンフレットは、そのJAS構造材の普及のため、木材の流通や建築設計の業界だけでなく、種類や特徴などを説明して一般の施主等にも理解しやす内容となっている。
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