「バイオ炭の農地施用」の方法論 Jークレジット制度認証委員会で承認 フェイガー2024年3月28日
株式会社フェイガーは、第59回Jークレジット制度認証委員会において同社が推進する「バイオ炭の農地施用」の方法論に取り組んだ案件としてプロジェクトが承認された。
同プロジェクトは、「回収除去系」のプロジェクトであり、農地または採草放牧地における「バイオ炭」の農地施用によって空気中からCO2の除去をするもの。排出削減・吸収量の総数として32万9539t-CO2が見込まれている。
バイオ炭は、Jークレジット制度認証委員会において除去系クレジットとして認証されている手法で、木や竹、もみ殻、家畜ふんなど、生物由来の有機性資源を活用して作られる固形物。燃焼しない水準に管理された酸素濃度のもと、350℃超の温度でバイオマスを加熱して生成される。
同プロジェクトでは、本来なら燃焼や破棄によって短期でCO2として空気中に戻ってしまうバイオマスを炭化することにより、CO2として空気中に戻ることを回避する"バイオ炭化による炭素のCO2化回避"と、農地施用によって土の中に炭素を閉じ込め、難分解性の炭素を土に返すことで数百年の間貯蓄を行う"バイオ炭の農地施用による炭素の貯蓄"の2つのアプローチから地球の資源循環に貢献する。農地施用されたバイオ炭は、空気中からのCO2除去にとどまらず、土壌改良資材として地力の向上にも繋がる。
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