農業の生産現場をDXで支援 セラク「みどりクラウド」通信に『MEEQ SIM』採用2024年4月5日
ミークは4月4日、株式会社セラクが展開する農業ITプラットフォーム「みどりクラウド」における圃場モニタリングサービス「みどりモニタ」の通信に、NoCode IoT/DX Platformの「MEEQ SIM」が導入されたことを発表した。
「MEEQ」は、直感的なコンソール画面を通じて、簡単にIoT向け通信サービスを購入・決済・登録・管理ができるNoCode IoT/DX Platform。NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI回線のデータ通信専用SIMの利用が可能で、利用者側でシステムを用意しなくても簡単にIoT回線を追加し、さまざまな事業をサポートする。
セラクが展開する「みどりクラウド」は、農業をデータ化することで、農業生産の可視化や省力化を実現し、さらに付加価値の高い食農バリューチェーンの構築により、収益性の高い農業を実現する農業ITプラットフォーム。「みどりクラウド」における圃場モニタリングサービスサービス「みどりモニタ」では、温度や湿度、CO2濃度や日射量、土壌EC値などを計測するセンサーやカメラを圃場に設置。遠隔監視・制御できるようにすることで、生産現場の負担を軽減するとともに、取得したデータを活用した生産性・秀品率の向上を支援している。
センサーで得たデータをクラウド環境へ送信する通信手段としてSIMが使われるが、従来使用していたSIMには、発注の手間やコスト面などに課題があったため、短納期かつ低コストで運用可能で、3キャリアに対応する「MEEQ SIM」が導入された。
セラクが従来利用していたSIMは納期が長く、顧客への迅速な提供に備えて大量の在庫を抱えておく必要があり、SIM購入時点から利用料金が発生するため、コストがかかりやすい点も課題となっていた。「MEEQ SIM」の導入により、発注から最短3日でSIMが納品されるため在庫を抱える必要がなくなった。また、利用料金もアクティベーションするまで30日間は不要で、大幅なコスト削減を実現する。
また、圃場は通信環境が悪いことも多く、キャリアの変更が必要なケースがあるが、セラクが従来利用していたSIMではキャリア変更に伴う様々な手間が発生し、大きな運用負荷がかかっていた。「MEEQ SIM」は、SIMを差し替えるだけでキャリア変更に対応できるため、運用に掛かる手間を削減。さらにデータ収集を中断する必要もなくなった。
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