FAO公開ウェビナー「限りある水資源と世界の農業・食料システムの課題」開催2024年5月16日
国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所は5月28日、公開ウェビナー「限りある水資源と世界の農業・食料システムの課題~国谷裕子親善大使とともに考える」開催する。
農業は、世界の淡水の72%を使用する世界最大の水利用セクター。今後世界の人口が増加するにつれ、水の需要はますます増えると推察されるが、世界は水危機に直面しており、気候変動によって悪化する水不足や干ばつ、洪水に見舞われている。同時に、各地で利用可能な淡水資源は急速に減少し、水質も悪化している。
国際連合食糧農業機関(FAO)の総会は2023年7月、SDGsを達成するにあたり水が重要なカギを握ることをあらためて確認。機関の活動指針である4つのベター「より良い生産、より良い栄養、より良い環境、より良い生活」を実現するため、「水資源管理」を2024-25年の2年間の重要なテーマとして取り組むことを決めた。
今回のオンラインセミナーでは、日本担当FAO親善大使でジャーナリスト国谷裕子氏と識者とともに、限りある水資源と世界の農業・食料システムの課題を紐解く。
FAOによる基調講演では、FAOの最新のグローバルなデータや知識を共有。世界の水問題の現状や農業・食料システムへの影響や、FAOが推進する対策を紹介する。また、パネルディスカッションでは、水に関する各方面の専門家との意見交換を通じて、そもそもなぜ気候変動が水不足をもたらすのか、水不足の現場での状況や、食料の多くを輸入に依存する日本への影響について考察する。
◎開催概要
日時:5月28日16:00~17:20
形式:オンライン(Zoom)
言語:日本語/英語(同時通訳)
◎プログラム
16:00開会挨拶
FAO駐日連絡事務所長 日比絵里子氏
16:05基調講演「水と食料安全保障」
FAO土地・水資源部テクニカル・オフィサー イップ・ホーフヴェーン氏
16:25パネルディスカッション
モデレーター日本担当FAO親善大使 国谷裕子氏
<パネリスト>
カゴメ株式会社調達部調達企画グループ課長 時藤浩昭氏
芝浦工業大学教授 平林由希子氏
株式会社農林中金総合研究所理事研究員 平澤明彦氏
17:05質疑応答
17:15閉会挨拶
FAO駐日連絡事務所長 日比絵里子氏
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日