健康ビッグデータ解析 日常的な牛乳・乳製品摂取が骨代謝・骨強度に関係 雪印メグミルク2024年5月31日
弘前大学と雪印メグミルクの共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」は、青森県弘前市岩木地区住民の牛乳・乳製品摂取量と骨代謝マーカーおよび音響的骨評価値に関して研究した結果、日常的な牛乳・乳製品摂取は、骨の健康状態を示す骨代謝マーカーや骨強度値と関連し、骨の健康に必要な栄養補給に寄与することを示唆。同研究は、岩木健康増進プロジェクトの健康ビッグデータを有する、弘前大学COI-NEXT拠点の参画機関と実施した。
同研究は、2015年岩木健康増進プロジェクト健診において、牛乳・乳製品摂取量、骨代謝マーカーおよびOSIの検査結果を有する健診参加者1063人を対象に行われた。
牛乳・乳製品摂取量は食事歴法により算出し、6種類の血中骨代謝マーカー濃度を外部臨床検査機関で測定。また、超音波骨評価装置で骨強度を測定した。
得られた各データにおける牛乳・乳製品摂取量が、年齢および性別にて調整した結果にどのような影響を与えているか解析し、対象者1063人における健康ビッグデータを解析した結果、低脂肪の牛乳・乳製品の摂取量が多いほど、骨を壊す指標である骨吸収マーカーが低くなる関連性と骨強度値が高くなる関連性を示した。
また、通常および高脂肪の牛乳・乳製品の摂取量が多いほど、骨を作る指標である骨形成マーカーが高くなる関連性が示され、骨代謝を調節する副甲状腺ホルモンのバランスが保たれる可能性も示した。
これらの結果より、日常的な牛乳・乳製品摂取は、骨代謝の調節に関係することを示唆した。同研究成果は、骨研究に関する国際学術雑誌『Bone Reports』に掲載された。
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