海外アルミニウム製錬企業2社の株式を売却 住友化学2024年6月3日
住友化学は5月31日、保有するニュージーランドのニュージーランド・アルミニウム・スメルター社（当社持分比率20.64%）とオーストラリアのボイン・スメルター社（同2.46%）の全株式を、両合弁事業のパートナーで英豪系資源大手のリオ・ティント社に売却することを発表した。
2社の株式保有は、住友化学として、両社から主にアルミニウム地金を輸入、販売するためのもの。同事業は国際アルミ市況の影響を強く受け、損益面でのボラティリティが大きいことなどを踏まえ、売却を決めた。今後、関連当局の承認などの必要な手続きを経て、売却の完了を予定。
住友化学は、2024年度の確実な業績V字回復と、今後の抜本的構造改革に向けた財務体質強化を狙いとした「短期集中業績改善策」を進めている。今回の売却は事業ポートフォリオの見直しの一環となる。
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