日本一を目指す「足立区のおいしい給食」レシピ本の新刊、ミールきっとなど発売2024年12月12日
「おいしい給食」づくりに力を入れる東京都足立区は、このほど新刊本『足立区のおいしい給食レシピ』を発売。また、「足立区の給食を再現したミールキット」やセブン‐イレブンとのコラボ商品の発売も重なり注目を集めている。
足立区では、給食の食べ残しを減らすことでCO2を削減するとともに、大人になっても正しい食生活を自ら選択できるよう、絶対音感ならぬ"絶対味覚"を育てる「おいしい給食」づくりに力を入れている。全校自校調理で毎朝一から出汁をとるこだわりの給食は、薄味ながら小学6年生の97%、中学2年生の95%が「おいしい」と答えている。
この取り組みが功を奏し、2008年度当時、足立区の小・中学校の給食総残菜量は年間381トンあったが、区立小・中学校全校の自校内調理の中で、各校が様々なメニューやアイデアで取り組んだ結果、2022年度の総残菜量は、当初と比べて3分の1以下の年間115トンまで減少した。
13日発売の
『東京・足立区のおいしい給食レシピ』
足立区の給食に関する本は、2011年に約7万部が販売されたレシピ本『東京・足立区の給食室』(アース・スターエンターテイメント刊)に次ぐ第2弾。13年を経て新たなメニューも増え、保護者などからの新作を望む声に応え、新たに『東京・足立区のおいしい給食レシピ』(主婦の友社刊)を12月13日に発売する。
同書は、「おいしい給食」のレシピ31献立と87メニューを掲載するほか、特集ページでは、「足立区がおいしい給食事業に取り組む理由」「学校給食に関わって18年。小松菜を届け続ける農家のこだわり」「給食コラボ商品販売等により、食を通じて区民を応援する企業」などが紹介される。
また、足立区のおいしい給食を家庭で楽しめるミールキット「ねぎ塩豚丼&小松菜とわかめの和え物」(1480円・税込)と「チキンチキンごぼう&小松菜のごはんとサラダ」(1680円・税込)も発売。足立区に本社を構える青果物の専門商社、デリカフーズグループの楽彩が開発・販売するミールキットで、実際に足立区の小学校で給食を食べておいしさとこだわりに感動した楽彩スタッフが、味や食感を再現するために試行錯誤を重ねて完成した。RAKUSAIホームページ等で販売中。
足立区の給食を再現したミールキット「ねぎ塩豚丼&小松菜とわかめの和え物」(左)と
セブン‐イレブンとのコラボ商品「えびクリームライス」(右)
このほか、セブン‐イレブンとのコラボ商品「えびクリームライス」(490円・税別)が12月3日から期間限定で販売中。セブン‐イレブンと足立区のコラボ商品開発は2022年に始まり、この取り組みはレシピ本でも紹介されている。
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