JA全農が「鉄コーティング水稲直播推進大会」2014年1月7日
水稲の低コスト生産めざして
JA全農は1月31日、神奈川県・平塚の営農・技術センターで「鉄コーティング水稲直播推進大会」を、全国のJA営農指導員を主たる対象に開催する。
水稲の種子を鉄粉と焼石膏を混ぜて粉衣し、水をスプレーして種子の周囲に錆びの層を形成させた「水稲鉄コーティング種子」(鉄コ)を水田に直播する技術は、春の育苗作業を不要にすることなどから、労働時間と生産費の削減が可能になり、移植栽培と同等の収量も期待できると近年、注目されてきている技術だ。
播種方法も従来の土中に一定の深さで播種していた方法とは異なり、地表面に播種すればいいので、ほ場規模や専用播種機や動力散布機あるいは産業用無人ヘリなど保有機械に応じて播種方法を選択することができるのも大きな特徴だといえる(写真=無人ヘリによる直播のようす)。
鉄コ普及面積は、年々増加しており25年産米では全国で1万2000haと推定されている。JA全農ではこの鉄コーティング直播栽培は、いま求められている水稲栽培の低コスト化に貢献できる技術と位置づけ、これまでの「研究」レベルから全国的な普及をめざすものにレベルアップする第一歩として、この「推進大会」を開催することにした。
推進大会の対象者は、これから「鉄コ」を導入するあるいは導入を検討するJAの営農指導員、そしてすでに導入しているがさらに技術のレベルアップを図りたいと考えているJAの営農指導員を中心に考えられている。
「推進大会」では、鉄コ直播技術の普及状況や低コスト稲作への貢献について基調報告が行われ、その後、先進事例報告にもとづいてパネルディスカッションが行われる予定となっている。
この件に関する詳細は、JA全農営農販売企画部事業企画課(TEL:03-6271-8275)まで。
重要な記事
最新の記事
-
令和7年秋の叙勲 西沢耕一元JA石川県中央会会長ら93人が受章(農協関係)2025年11月3日 -
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日


































