在来種とGMナタネ 交雑は確認されず2014年11月26日
遺伝子組換え植物実態調査
農水省は、遺伝子組換え(GM)植物の生育状況やGM植物に組み込まれている遺伝子が交雑可能な近縁種に広がっていないかを把握するため、セイヨウナタネやダイズの輸入港周辺地域において、GMセイヨウナタネやGM大豆の生育状況やその近縁種(カラシナや在来ナタネ、ツルマメ)との交雑状況を毎年調査している。このほど、平成25年度の調査結果をまとめた。
【ナタネ類】
セイヨウナタネの輸入実績12港に飼料用トウモロコシの輸入実績3港を加えた15港で調査。うち14港でセイヨウナタネを含むナタネ類が生育していた。
このうち組み換えられた遺伝子をもつセイヨウナタネは9港周辺地域で生育していることが確認された。しかし、カラシナまたは在来ナタネとの交雑種は確認されなかった。
【ダイズ】
調査した10港のうち4港周辺地域でダイズまたはツルマメが生育していたが、このうち2港周辺地域でGMダイズが生育していたが、組み換えられた遺伝子を持つツルマメは見られなかった。
◇
調査結果の詳細は農水省ホームページで。
(関連記事)
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