ドコモ「MIHARAS」導入で圃場の「生産性の向上」と「見回り省力化」の検証開始 アグリスト2021年7月19日
AGRIST(宮崎県児湯郡新富町)は自社が開発する農業用の収穫ロボットにNTTドコモが販売する農業用IoTセンサー「MIHARAS」を導入し、生産性の向上と見回り省力化に向けた検証を始めた。
ビニールハウス内を吊り下げで移動する自動収穫ロボット
アグリストの農業用の収穫ロボットは、ビニールハウス内に張ったワイヤーをつたって空中移動し、搭載カメラがピーマンを画像認識し収穫するロボット。ロボットが蓄積した画像データや収穫データとMIHARASで収集したデータを活用し、クラウドシステムでほ場データを見える化する。利用者が、スマートフォンなどの端末を活用してロボットの状況を知ることができる連携をめざしている。
同社は、「MIHARAS」との連携でデータ分析を強化しロボットの収穫率を高め、同検証に伴い顧客の現場に出向いてハードウェアの調整などを行うフィールドエンジニアの採用を強化。地方における雇用創出及び移住を促進する。
農業用IoTセンサー「MIHARAS」は、農家に、ほ場の「生産性向上」「見回り省力化」の2つの価値を提供。センサーには水田用、畑用、気象用の3つのタイプがあり、センサーから収集したデータは利用者のタブレットなどから閲覧できる。スマート農業の普及促進を目的として、自治体や教育機関において実証を通じて、全国に導入実績もある。
アグリスト取締役の秦裕貴氏は「MIHARASは電源を入れるだけで使える手軽さも魅力。農家にとって収穫ロボットが農場管理のパートナーとなるような機能の実現をめざす」とコメントしている。
農業用IoTセンサー「MIHARAS」
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日