農機のオープンAPIで農業DXを加速 データ連携の取組開始 農研機構2021年8月17日
農研機構は、生産現場で農業者が使いやすいデータ連携を実現するため、農林水産省の「スマート農業総合推進対策事業のうち農林水産データ管理・活用基盤強化事業」で、「農機API共通化コンソーシアム」を4月20日に設立。農業DXの加速化に向け、農業者のデータ利用環境を向上させる活動を始めた。
オープンAPIの利用イメージ
同コンソーシアムは、ほ場農業機械、穀物乾燥調製施設と施設園芸機器の3分野についてワーキンググループを設け、(1)農業機械等から得られるデータを連携・共有するための協調データ項目の特定・拡大とデータ形式の標準化、(2)APIの標準的な仕様の整備と設計、(3)APIの農機・機器メーカーシステム及び農業データ連携基盤(WAGRI3))への実装、(4)データ連携の検証、(5)データの利用権限等取扱いルールの策定の5項目について実施する。また、生産現場で農業者が使いやすいデータ連携を実現するため、有識者で構成した事業検討委員会からそれぞれのWGへ助言・指導を行う。
5月21日に開かれた第1回事業検討委員会では、コンソーシアム事務局(農研機構農業機械研究部門)から同事業の推進体制、具体的な推進方針及び年度末の成果目標(WAGRIへのPI実装計画の策定等)、各ワーキンググループごとの特徴・論点、推進体制及び活動計画について説明があった。今後は、年度内に先行して規格化が進む海外事例の調査や、農機APIに関するシンポジウムを開催予定。
参画機関
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日