農業ロボット開発のアグリスト「Microsoft for Startups」に採択2021年9月15日
テクノロジーで農業課題を解決するベンチャー企業のAGRIST(宮崎県新富町)は、マイクロソフト社が提供するスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択された。同プログラムを活用し、収穫における労働力不足の解決をめざす。

同社は、開発した自動収穫ロボットに搭載したカメラの作物画像データやセンシングデータを収集し、今まで収集が難しかった農業用データのビックデータ化を実現。そこから、どの条件時に収穫量の変化があるのかや病害虫の発生状況を時系列データとして取扱い、分析することで経験や勘に頼らず再現可能な農業の新しい仕組みの確立をめざしている。また、世界中から情報を収集するため、マイクロソフト社のリソースが必要だと考え当プログラムに応募した。
「Microsoft for Startups」は、マイクロソフト社が提供するスタートアップの事業成長を推進する支援プログラム。140を超える国で展開されており、同プログラムに採択されたスタートアップ企業は、クラウドサービス「Microsoft Azure」をはじめとするテクノロジーのサポートに加え、同社のリソース特典やパートナーネットワークを活用した事業拡大の支援が受けられる。
世界中の収穫ロボットのデータをリアルタイムで収集し、収穫量の予測を可能とするサービスをめざすアグリストは今後、自動収穫ロボットを作り、様々な地域で導入しデータを集積。そこで得たデータを解析し熟練した農家の栽培方法を再現し世界に展開する。さらに、ロボットを改良し新しい農業の形を提供する農業AIプログラムを立ち上げており、熟練した地元農家たちのノウハウをデータ化し、Microsoft Azureに情報を蓄積する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日 -
農業経営効率化へ 青果市況情報アプリ「YAOYASAN」に分析機能追加 住友化学2025年10月31日


































