【注意報】トマト、ミニトマト、なすに「コナジラミ類」県北部地域で多発のおそれ 徳島県2023年11月2日
徳島県立農林水産総合技術支援センターは、冬春トマト・ミニトマトおよび冬春なすにコナジラミ類(主にタバココナジラミ)が県北部地域で多発のおそれがあるとして、11月1日に令和5年度病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
徳島県立農林水産総合技術支援センターによると、10月25日、26日に行った冬春トマト・ミニトマトの巡回調査では、発生圃場率が100%、寄生葉率が19.0%と、平年(73.8%、7.7%)に比べて高い。また、10月25日、26日に行った冬春なすの巡回調査では、発生圃場率が100%、寄生葉率が51.3%と、平年(89.5%、17.8%)に比べて高い。
高松地方気象台が10月26日に発表した1か月予報では、気温は平年より高く、降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並か多いと予想。コナジラミ類の発生に助長的な気象条件となる。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇施設内への侵入を防ぐため、開口部は防虫ネット等(目合い0.4ミリ以下)で覆い、外部からの侵入を防止する。
〇多発すると防除が困難となるため、発生初期から防除を行う。
〇花粉交配用昆虫等の有用生物を利用している場合は、農薬の影響日数に注意する。
〇タバココナジラミはトマト、ミニトマト黄化葉巻病の原因であるウイルス(TYLCV)や黄化病の原因であるウイルス(ToCV)を媒介する。ウイルス病発病株は見つけ次第抜き取り、ハウス外に持ち出し適切に処分する(図1、2、3、4)。
〇防除については、徳島県植物防疫指針を参照するとともに、薬剤の使用に当たっては、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日