【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2024年5月16日
石川県農林総合研究センターは、果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ等)が県内全域で多発のおそれがあるとして、5月16日に令和6年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
石川県農林総合研究センターによると、今年の果樹カメムシ類の予察灯への初飛来日は、クサギカメムシが5月3日(平年比-13日)、チャバネアオカメムシが5月5日(平年比-17日)と早くなっている。(表1)
5月第2半旬までの果樹カメムシ類の予察灯への誘殺数は、チャバネアオカメムシが58頭(平年0頭)、クサギカメムシが14頭(平年0.6頭)で、平年値を大きく上回っている(表2)。
新潟地方気象台が5月9日付で発表した1か月の気象予報によると、気温は高い予想。果樹カメムシ類の増殖・活動が活発になると推測される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇山林に近い園では特に被害が多くなる傾向があるため十分注意する。
〇地域の防除暦にしたがって薬剤散布を実施する。

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