【注意報】秋まき小麦の赤さび病 全道で多発のおそれ 北海道2024年5月20日
北海道病害虫防除所は、秋まき小麦の赤さび病が全道で多発のおそれがあるとして、5月17日に令和6年度病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
北海道病害虫防除所によると、5月2半旬の予察ほにおける「きたほなみ」で全葉の病斑面積率は長沼町で平年より高い。芽室町及び訓子府町では極僅かな発生にとどまっている(表1)。予察ほではいずれの地点においても初発が早かった。前年の発生量が多かったことから、病原菌の越冬量は多いと推察される。
同病は高温多照がまん延を助長するとされており、5月9日発表の1か月予報では、向こう1か月の気温は高い確率が70%と予報されている。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇赤さび病は散布タイミングが遅れると、十分な防除効果が得られないため、防除適期を失しないようにする。
〇発生リスクが高いほ場では、1回目の散布を次葉展開期から止葉期に効果が高く残効の長いインピルフルキサム水和剤Fあるいはフルキサピロキサド水和剤Fで行う。開花始に2回目の散布として赤かび病にも効果的なキャプタン・テブコナゾール水和剤あるいはプロチオコナゾール水和剤Fを用いることで効率的に防除できる。
〇1回目にフルキサピロキサド水和剤Fを利用する場合は、散布時に発病が認められる葉には効果が劣るため、散布時に次次葉(止葉の2葉位下の葉)に発病が認められる場合は使用を控える。
重要な記事
最新の記事
-
【米価高騰・今こそ果たす農協の役割】農協は農家のインフラ 急がれる「備蓄米買い上げ」 神明・藤尾益雄社長インタビュー(下)2025年10月23日
-
現場の心ふまえた行政を 鈴木農相が職員訓示2025年10月23日
-
全中会長選挙を実施 12月に新会長決定 JA全中2025年10月23日
-
花は見られて飽きられる【花づくりの現場から 宇田明】第71回2025年10月23日
-
続・戦前戦後の髪型と床屋・パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第361回2025年10月23日
-
「ゆるふわちゃんねる」登録者数100万人突破 JAタウンで記念BOXを限定販売 JA全農2025年10月23日
-
愛知県の新米「愛ひとつぶ」など約50商品「お客様送料負担なし」で販売中 JAタウン2025年10月23日
-
人気アニメ『ゾンビランドサガ』とコラボ「佐賀牛焼肉食べ比べセット」販売開始 JAタウン2025年10月23日
-
佐賀県発の新品種ブランド米「ひなたまる」デビュー記念 試食販売実施 JAグループ佐賀2025年10月23日
-
AI収穫ロボットによる適用可能性を確認 北海道・JAきたそらちと実証実験 アグリスト2025年10月23日
-
西欧化で失われた日本人の感性や自然観とは? 第2回シンポジウム開催 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月23日
-
GREEN×EXPO 2027で全国「みどりの愛護」のつどいと全国都市緑化祭を開催 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月23日
-
食とエネルギーの自給率向上と循環型社会の実現に向けた連携協定を締結 パソナ、ヤンマー、Well-being in Nature2025年10月23日
-
栃木県「那須塩原牛乳」使用 3商品を栃木県内のセブン‐イレブンで発売2025年10月23日
-
都市農地活用支援センター 定期講演会2025「都市における農空間の創出」開催2025年10月23日
-
岩手県山田町「山田にぎわい市」26日に開催「新米」も数量限定で登場2025年10月23日
-
ニッテン×QuizKnock コラボ動画を公開 日本甜菜製糖2025年10月23日
-
北海道の農業法人25社以上が出展「農業法人と求職者のマッチングフェア」開催2025年10月23日
-
福岡市で「稲刈り体験」開催 グリーンコープ共同体2025年10月23日
-
被爆・戦後80年 土浦市で被爆ピアノの演奏と映画上映 パルシステム茨城 栃木2025年10月23日