【注意報】ナシ、ブドウなどに果樹カメムシ類 都内全域で多発のおそれ 東京都2024年5月22日
東京都病害虫防除所は、ナシ、ブドウ等に果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)が都内全域で多発のおそれがあるとして、5月21日に令和6年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
東京都病害虫防除所によると、チャバネアオカメムシのフェロモントラップの誘殺数は、4月第4半旬までは、おおむね平年値と同等だったが、その後誘殺数が増加。同月第5半旬で44頭が誘殺され、同月第6半旬から5月第3半旬にかけても45~110頭が誘殺され、いずれも過去10年間の同期間において最多となった(図1)。
チャバネアオカメムシの予察灯の誘殺数は、4月第4半旬までは、おおむね平年値と同等だったが、その後誘殺数が増加。同月第5半旬では14頭、第6半旬では39頭が誘殺され、いずれも過去10年間の同期間において最多となった(図2)。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇春に結実したサクラやクワなどの実が今後減少すると、果樹カメムシ類が果樹園に飛来する危険性が高まる。
(1)早期に袋がけを行う。果実が肥大して袋に接するまでは袋がけの効果が高い。
(2)多目的防災網(目合9mm、クロス入り)を展張できる園では、早く設置する。
(3)果樹園への飛来が認められたら、表1の防除薬剤を散布する。
(4)飛来量は薄暮期から多くなるため、農薬散布は夕方か早朝に行うようにする。
表1:主な防除薬剤
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日