【注意報】果樹カメムシ類急増で被害多発のおそれ 滋賀県2024年8月9日
滋賀県病害虫防除所は、果樹(カキ、ナシ、ブドウ等)に果樹カメムシ類(主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、8月8日に令和6年度病害虫発生予察注意報第6号を発表した。
チャバネアオカメムシ(提供:滋賀県病害虫防除所)
滋賀県病害虫防除所によると、7月第6半旬に果樹カメムシ類の予察灯、フェロモントラップでの誘殺数が急増し、7月の累積誘殺数は予察灯で平年の6.9倍(本年値10,994頭、平年値1588頭)、フェロモントラップで2.4倍(本年値6517頭、平年値2674頭)となった。すでにカキの果実で果樹カメムシ類による吸汁被害が確認されている(写真)。
カキ果実での吸汁痕(黒丸)(提供:滋賀県病害虫防除所)
大阪管区気象台の気象予報では、向こう1か月の気温は高いと予想。果樹カメムシ類の活動の活発な状況が続くため、さらに果樹園への飛来が増加し、被害の多発が懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇気温が高く、風の弱い夜に飛来する習性がある。園内で発生を確認したら早朝か夕方に防除を行うが、必要以上の薬剤散布は、天敵を減少させることになり、ハダニ類、カイガラムシ類の増加につながるので注意する。
〇局地的に飛来し、集中的に加害する傾向があるため、各園地で見回りを行う。
〇山林に隣接する果樹園や過去に被害を受けた果樹園では、特に注意する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日