【注意報】ダイズ、野菜類、花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年9月3日
愛知県農業総合試験場は、ダイズ、野菜類、花き類にハスモンヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、9月2日に令和6年度病害虫発生予察注意報第8号を発表した。
愛知県農業総合試験場によると、フェロモントラップの8月第1半旬から8月第5半旬まで(長久手市は8月第6半旬まで)の誘殺数の合計が、複数地点において過去10年間と比較して多い(図)。
長久手市(ダイズほ場):664頭(平年153.9頭、前年126頭)で、過去10年間と比較して最も多い。
豊田市(ダイズほ場):532頭(平年413.4頭、前年252頭)で、過去10年間と比較して3番目に多い。
田原市(キャベツほ場):943頭(平年252.1頭、前年259頭)で、過去10年間と比較して2番目に多い。
稲沢市(キャベツほ場):790頭(平年576.6頭、前年506頭)で、過去10年間と比較して4番目に多い。
8月下旬にダイズほ場で実施した巡回調査(9地点18ほ場)で、ハスモンヨトウの寄生株率は7.56%(平年0.91%、昨年2.06%)で過去10年と比較して最も高い。
名古屋地方気象台が8月29日に発表した1か月予報では、向こう1か月の気温は、高いと予想。ハスモンヨトウの発生に好適な条件となる。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇齢の進んだ幼虫には薬剤効果が低下するため、若齢幼虫のうちに対象作物に登録のある薬剤を選んで防除する。
〇成虫の発生が多い状況が続いた場合、ほ場への飛来が続くことが予想される。今後の予察情報を参考にするとともに、薬剤防除後もほ場での発生状況に注意する。
〇卵塊や分散する前の若齢幼虫は見つけ次第捕殺する。
〇同虫は寄主範囲が広く、ほ場周辺の雑草は増殖源になるため除去する。
〇施設栽培では成虫の飛び込みに注意し、開口部を防虫ネットで被覆する。
〇8月2日発表のハスモンヨトウ情報第1号(ダイズ、キャベツ等)も参考にする。
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