【注意報】野菜類、花き類にハスモンヨトウ多発 被害長期化のおそれ 和歌山県2024年10月30日
和歌山県農作物病害虫防除所は、野菜類、花き類にハスモンヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、10月30日に令和6年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。
写真1:ハスモンヨトウ卵塊と写真2:ハスモンヨトウ若齢幼虫(提供:和歌山県農作物病害虫防除所)
和歌山県農作物病害虫防除所によると、フェロモントラップによる10月120日の誘殺数は、それぞれ和歌山市7432頭(平年1504頭)、紀の川市1883頭(平年994頭)、御坊市7664頭(平年2508頭)だった。
県北部のキャベツにおける10月中旬の発生ほ場率は73%(平年17%)。生息株率は17.3%(平年1.8%)。県中部のエンドウ類における10月下旬の発生ほ場率は60%(平年14%)、生息株率は8.7%(平年2.5%)。
大阪管区気象台が発表した近畿地方の向こう1か月(10月26日~11月25日)の平均気温は高い確率が80%。このことから例年に比べて被害が長期化するおそれがある。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇卵は鱗毛で覆われた卵塊(写真1)で産み付けられ、ふ化直後の若齢幼虫は集団で加害する(写真2)。ほ場を見回り、卵塊や分散前の幼虫は見つけ次第捕殺する。
〇施設栽培では成虫の侵入防止対策として、換気窓等の施設開口部への防虫ネットの被覆や防蛾灯(黄色・緑色灯)の夜間点灯を行う。
〇幼虫が中~老齢期になると薬剤の防除効果が低下するため、若齢期(ふ化幼虫の集団の食害による白変葉がみられたとき)の防除を心がける。
〇防除薬剤については、最新の登録情報「農林水産省農薬登録情報提供システム」を参照し、適正に使用する。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】スイカ黒点根腐病 県内で初めて確認 福島県2025年8月28日
-
コシヒカリの概算金2万8240円 全農長野 「県産米を安定供給」2025年8月28日
-
米の消費減、5ヵ月連続に 米穀機構調査 米からめん類に替える人も2025年8月28日
-
コシヒカリの概算金2.8万円 全農とちぎ 「7月下旬に潮目変わる」2025年8月28日
-
新たな世界農業遺産 島根県奥出雲地域と和歌山県有田・下津地域が認定 農水省2025年8月28日
-
花屋あっての花農家【花づくりの現場から 宇田明】第67回2025年8月28日
-
【JA人事】JA大潟村(秋田県)小林肇組合長を再任(6月27日)2025年8月28日
-
子どもたちが飛騨の果物販売に挑戦 大垣市のカネ井青果でお仕事体験 JA全農岐阜2025年8月28日
-
「JAながさき県央フェア」みのりカフェ長崎駅店で開催 JA全農2025年8月28日
-
「野菜の日」にファーマーズフェスタ開催 JAあつぎ2025年8月28日
-
「デジタル防災訓練」をアプリで公開 災害発生から生活再建までを疑似体験 JA共済連2025年8月28日
-
藤原紀香「ゆるふわちゃんねる」葛山信吾と銀座でゆる飲み JAタウン2025年8月28日
-
生成AIソフトウェア「neoAI Chat」を導入 JA愛知信連2025年8月28日
-
【役員人事】全国農協保証センター(8月27日付)2025年8月28日
-
【役員人事】J-オイルミルズ(10月1日付)2025年8月28日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ファンベル顆粒水和剤」 日本曹達2025年8月28日
-
適用拡大情報 殺菌剤「ミギワ10フロアブル」 日本曹達2025年8月28日
-
農林漁業者やバイヤーが活発に商談「アグリフードEXPO東京2025」開催 日本政策金融公庫2025年8月28日
-
営農型太陽光発電事業を展開 千葉エコ・エネルギー、Cyrinxと業務提携 東北電力2025年8月28日
-
2026年度 「コープみらい・くらしと地域づくり助成」9月1日から募集開始2025年8月28日