【注意報】果樹カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岐阜県2025年5月28日
岐阜県病害虫防除所は、ナシ、モモ、カキ、リンゴ、ミカン等に果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ越冬世代成虫)が県下全域で多発のおそれがあるとして、5月23日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。
岐阜県によると、チャバネアオカメムシの越冬量調査で、越冬成虫数の平均は1.4頭/落葉50Lで、平年の平均0.9頭に比べ約1.6倍と多かった(表1)。美濃加茂市の予察灯ではチャバネアオカメムシとツヤアオカメムシ、高山市ではチャバネアオカメムシの誘殺数が5月第4半旬に急増した(図1、2、3)。
チャバネアオカメムシの予察灯での誘殺数の累計は、岐阜市97頭(平年比約4.9倍)美濃加茂市429頭(平年比約7.0倍)、フェロモントラップでは岐阜市115頭(平年比2.0倍)美濃加茂市100頭(平年比約1.8倍)と、平年に比べ多い。
果樹カメムシ類によるサクラ果実の吸汁果率は、岐阜市62.9%、池田町69.0%、美濃加茂市80.0%で、果樹園への飛来の目安となる80%と同等または近い値となっている(表2)。一部のナシ園、モモ園で飛来が確認されており、気温の上昇とともに飛来する園が多くなる可能性が高い。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)果樹カメムシ類の被害の発生には地域差や園地差があるため、園内へ飛来を確認したら防除を実施する。なお、薬剤散布は夕方か早朝に行うと効果的。
(2)果樹カメムシ類の飛来は夜温及び湿度が高く、風の弱い日に多くなるので注意する。
(3)防除に当たっては、周辺環境、気象条件等に注意し、薬剤の飛散防止に努める。
(4)農薬の使用にあたっては、最新の登録情報「農薬登録情報提供システム」を参照し、適正に使用する。
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