【注意報】ダイズにミナミアオカメムシ 県内全域で急増 三重県2025年9月24日
三重県病害虫防除所は、ダイズにミナミアオカメムシが県内全域で急増しているとして、9月22日に令和7年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
三重県病害虫防除所によると、予察灯(畑・松阪市)におけるミナミアオカメムシの誘殺数(8月第6半旬から9月第3半旬)は3419頭(平年1318頭、平年の2.6倍)と過去10年で最も多い状況(図1)。特に9月13日から15日の3日間に1249頭と急増している(表1)。
ダイズの巡回調査(9月第1週から第2週)において、吸実性カメムシ類(ミナミアオカメムシ他)の寄生株率は4.4%(平年2.0%)、同寄生虫数は2.6頭/25株(平年1.2頭/25株)と多くなっている。
名古屋地方気象台が9月18日に発表した1か月予報によると、気温は高い見込み。吸実性カメムシ類の活動に好適な状況が続くことが予想される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)吸実性カメムシ類による子実の被害を防ぐため、莢伸長期(開花20日後)に加え、子実肥大期(開花40日後)に2回目の防除を実施する。
(2)吸実性カメムシ類は移動性が高いため、無人ヘリなどによる広域一斉防除がより効果的。
(3)水稲ほ場からダイズほ場へ移動しており、今後も更に増加が見込まれる。1回目の防除が遅れた、または未実施のところは特に積極的に追加防除を検討する。
(4)サチユタカA1号はフクユタカより成熟が早いため、より早い防除に努める。
(5)薬剤抵抗性発達の回避のため、異なる系統の薬剤をローテーション使用する。
(6)防除薬剤は農薬情報検索システム、三重県農薬情報システムで調べることができる。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ナスにフタテンミドリヒメヨコバイ 県内で初めて確認 福岡県2025年9月24日
-
【特殊報】キク小斑点病 県内で初めて確認 宮崎県2025年9月24日
-
【注意報】トマトキバガ 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年9月24日
-
【注意報】ダイズにミナミアオカメムシ 県内全域で急増 三重県2025年9月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島名物「南国白くま」製造工場を取材 JAタウン2025年9月24日
-
ほろ苦いカラメルソースとカスタードアイス「メイトー とろ~りカラメルプリン」発売 協同乳業2025年9月24日
-
「スマート農業タッチ&トライ2025@豊砂公園」開催 IPCSA2025年9月24日
-
福岡県久山町と包括連携協定の締結 東洋ライス2025年9月24日
-
【機構改革・人事異動】クボタ(10月1日付)2025年9月24日
-
LINEが農業の相談役に AIパートナー「IPPUKU」をリニューアル cv digital2025年9月24日
-
龍ケ崎市と子育て連携協定「おめでとうばこ」で健やかな成長を応援 パルシステム茨城 栃木2025年9月24日
-
酪農DX 日本の牛舎に合う「小型餌寄せロボット」の開発・実証試験実施 リックス2025年9月24日
-
農業向け 気象情報アプリに新機能「台風ニュース」追加 AgriweB2025年9月24日
-
能登半島豪雨災害から1年 現地を拠点に地域と歩んだ支援活動 グリーンコープ2025年9月24日
-
田植え不要のドローン直播 収穫前見学会を滋賀で開催 ユキイプラス2025年9月24日
-
地産全消「野菜生活100 本日の逸品 岡山ピオーネミックス」新発売 カゴメ2025年9月24日
-
袋メーカーのトレンド満載 季刊誌『ベルタイムス2025秋冬号』発刊 ベルグリーンワイズ2025年9月24日
-
最先端の酪農を学べる体験型イベント「宗谷スマート農業SUMMIT」初開催 北海道2025年9月24日
-
こだわりの塩味・あまくちの醤油味「お米レシピ」新発売 三幸製菓2025年9月24日
-
「東京食肉市場まつり2025」10月に開催 今年の推奨銘柄牛は「鹿児島黒牛」2025年9月24日