サタケタイランド アジアのハブ工場めざす2013年3月18日
サタケ(本社:東広島市、佐竹利子代表)のグループ会社であるサタケタイランド(タイ国パトムタニ県、略称:STH)は、2011年の大洪水の被害から完全復興するとともに、12年7月には新工場を増設し、アジアのハブ工場として事業の拡大を図っている。
近年、アジア地域の経済成長・発展にあわせて、STHの売上げもタイ、インドに加え、ミャンマー、インドネシアなどのアセアン各国で年々伸びており、アジア市場におけるSTHの果たす役割は高まってきている。
特にタイでは籾摺り精米プラントの大型化が進んでいるほか、12年に米輸出国世界1位から3位に転落したが、13年以降に1位復帰を期していることもあり、市場の拡大が見込める状況だ。
こうした背景から、今後の事業拡大とアジアのハブ工場としての機能強化を図るため、同社は12年7月、既設工場に隣接する区画を買収し、新工場を増設した。完成後、新工場では主に籾摺り精米プラントを生産している。
新工場は敷地面積7700平方m、延べ床面積2500平方m。投資額は7000万バーツ(約2億1000万円)。
今回の増設により、STHの年間生産能力は従来の1.5倍となり、売上げ目標も3年以内に12年度売上(11億3000万バーツ、約32億円)比で1.5倍をめざしている。

(写真)
上:サタケタイランド全景。手前が従来の工場で奥に新工場。
下:新工場の内部
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