8名の1級農機サービス士が誕生 JA全農2013年4月5日
JA全農は、農業機械整備などを担当するJA職員の技術を高め、内外にアピールするために「JAグループ農業機械検定」を平成23年度から実施してきているが、24年度に初めて「JAグループ農業機械1級検定」を実施。合格した8名が「JAグループ1級農機サービス士」として認定された。
この検定は、経験年数に応じた農機担当者のスキルアップを目的に、実際の修理・整備に必要な農機の知識・技能、各メーカー固有の機構・新技術、納品・安全指導など、より業務に密着した内容を検定項目に取り入れ、JAグループ独自の検定制度として平成23年度からスタート。23年度は2級検定のみ実施を実施し、40人が2級農機サービス士として認定された。
24年度は、より高度な修理・整備に関する知識・技能が求められる1級検定を初めて実施した。検定試験は学科試験(24年11月22日実施)と実技試験(全国5カ所で、24年12月から2月にかけて実施された)が行われ、90人が受検し8人が合格基準に達し「JAグループ1級農機サービス士」として認定された。
1級農機サービス士認定者は、難易度の高い試験を経ての認定であり「JAグループトップレベルの技術を持っている」(全農生産資材部)と評価される。
1級と2級の検定試験は隔年で実施されるので、今年度は2級検定が実施される予定となっている。
JA全農ではかねてより初任担当者を対象とした「農業機械基礎講習会」を実施しているがこれと、この「JAグループ農業機械検定」を教育研修体系に位置づけ、知識の修得と技術の研鑽により農家との信頼が一層強化されることを期待している。
(写真)
実技検定の風景
【JAグループ1級農機サービス士認定者】(敬称略。▽氏名・所属(都道府県))
▽佐藤重孝・(株)JAグリーンサービス花巻(岩手県)
▽恩田丈明・JA八千代市(千葉県)
▽川又浩市・JA新潟みらい(新潟県)
▽福井晴基・JA兵庫西(兵庫県)
▽杉原剛・JAやすぎ(島根県)
▽林真・JA全農しまね・JA石見銀山(島根県)
▽福田和夫・(株)オートパルみどり(島根県)
▽柿並祐樹・JA全農やまぐち(山口県)
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