がんばっぺ!日本 全国土の会が福島で大会2013年10月17日
平成元年に設立された「全国土の会」(事務局:東京農業大学土壌学研究室)が今年で25周年を迎える。10月24日、記念の全国大会「がんばっぺ!日本 大震災からの農業復興」を福島県内で開催する。
全国土の会とは、農家のための土と肥料の研究会で、一昨年までは全国各地の野菜産地を中心に、農業生産者に土壌診断に基づいた施肥管理を啓発する活動を行ってきた。しかし、2011年の3.11以降は、福島県を中心に被災農家とともに、津波および原発事故からの農業復興支援活動を実施してきている。
今回の福島大会はJA福島中央会、JA全農福島、JA新ふくしま、JA伊達みらい、JA東西しらかわ、JAそうま、など福島県内のJAが後援している。10月24、25の両日で開催され、24日は講演や事例報告、25日は、福島市→伊達市→相馬市→南相馬市→飯館村→川俣町→福島市をコースとする視察バスツアーを行う。
24日13時から。会場は福島県文化センター大ホール(福島市)。参加費無料。
問い合わせは東京農大土壌学研究室(Eメール、TEL:03-5477-2310)まで。
◇
24日の講演会の概要は次の通り(敬称略)。
○基調講演
▽「全国土の会の活動 この25年」後藤逸男・東京農大土壌学研究室教授、全国土の会会長
▽「東京農大東日本支援プロジェクト この2.5年」門間敏幸・東京農大バイオビジネス学科教授、支援プロジェクトリーダー
▽「水田生態系における放射性セシウムの動態とイネへの移行」根本圭介・東京大学大学院農学生命科学研究科教授
○震災復興個別報告
▽木村宏太郎(青森県八戸市イチゴ・花き農家)
▽菅井啓貴(宮城県名取市カーネーション農家)
▽内田啓介(サカタのタネ資材統括部)
▽佐藤紀男(福島県相馬市岩子)
▽稲垣開生(東京農大)
▽数又清市(JA伊達みらい原発震災復興担当参与)
▽小林久夫 ほか(南相馬市)
○助言者
▽白石正彦(東京農大名誉教授:農業経済学)
▽渡辺和彦(東京農大客員教授:土壌肥料・植物栄養学)
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