育苗箱の種もみ分布がわかる 検査装置を発売2013年10月17日
検査装置や産業用センサーを開発・販売しているオプテックス・エフエー(株)(本社:京都市、小國勇代表取締役)は10月、自動播種機用の種もみ分布検査装置を販売した。
自動播種機は育苗箱に種もみを自動的に蒔いていく機械。育苗センターや大規模生産法人などで利用されている。
どのメーカーの播種機も、育苗箱に均等に種もみが蒔かれるような仕組みとなっているものの、実際に育苗箱全体に均一に蒔かれているのか、その密度や分布、ばらつき具合などを計測する装置は、これまでなかった。
同社が開発した検査装置は、こうした分布やばらつきを計測し、可視化するもの。
検査ユニットのセンサーとカメラで育苗箱内の種もみの分布を測定。測定結果をすぐにモニターで映し出せるほか、NGマーキングユニットが、密度が一定でなかったり、偏りがある部分をピンポイントで検出して掘り起こし、マーキングしてくれるという仕組みだ。
モニターでは、一つひとつの育苗箱の分布を見られるほか、パレタイザで積み上げられた育苗箱の何列何段目にNGがあるか、なども確認することができる。
現在使用中のどのメーカーの自動播種機にも取り付けられる設計になっており、汎用性も高い。
平成25年2月にとあるJAからの要望で開発したところ好評だったため、全国販売することを決めた。参考価格は400万円。JAや育苗センターなどを対象に拡販をめざす。
商品の問い合わせは、オプテックス・エフエー事業支援部(Eメール、TEL:075-325-2920)まで。
(写真)
上:製品外観
下:PCモニターでの検査画面イメージ。緑は適正な分布、赤は高密度、青は低密度を示す。
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