井関農機、26年度上期新商品を発表 2013年12月13日
井関農機(株)は12月12日、大田区産業プラザで平成26年度上期新商品として、大規模農家向け大型トラクタT7600シリーズ4型式など、6品目17型式の新商品を発表した。
木村典之社長は冒頭「減反の廃止、6次産業化、農業所得倍増、攻めの農業など新たな政策が打ち出されているが、変化を先取りした対応をし、アジアなど今後の成長市場に注力していく。ヰセキグループは、これまでに培った技術を活かし、国内外のシェア拡大を図っていく」とあいさつした。
新商品としては、高機能で大規模農家向けの大型トラクタ「BIG-T」T7600シリーズ4型式(140馬力?175馬力)、簡単でしっかりした作業が出来る小型コンバイン「フロンティアN」HNシリーズ4型式、大型のフラッグシップコンバイン「ジャパン」HJシリーズ4型式(5条刈97.9馬力?7条刈123馬力)、バインダ3型式、野菜移植機「ナウエルナナ」2型式の特長・性能を発表した。
また、ソフト面では、農業管理を支援するシステム「ISEKIアグリサポート」を4月より発売する。このシステムは、手持ちのスマートフォンやタブレット端末を通して、作業や機械の情報を取得できるものだ。機能としては「作業前の点検支援」「作業実績・工程管理の改善」「燃料使用状況」「走行距離・作業時間管理」「作業分析」「エラー情報」などがある。
閉会の挨拶で菊池昭夫営業本部長は「農業構造は変わるが、食料自給率50%達成に向け、農地のフル活用を目指していくものであり、大規模営農から中山間地営農まで、あらゆる日本の農地に対応して、フラッグシップ機をはじめ多様な機種を投入していく」と語った。
また農業管理支援システムについて「農機メーカーとしてハードの提供だけでなく、営農ソフトも提案していく。その為には人材の育成も進めていく。ソフトは富士通と協力し開発したもの」と説明し発表会を締めくくった。
(写真)
上:新商品を説明する木村社長
下:あいさつする菊池営業本部長
(関連記事)
・北米、中国で農機販売好調 井関農機(2013.11.13)
・タイ王国に販売会社設立 井関農機(2013.10.01)
・売上高2.2%増の348億円 井関第1四半期(2013.08.08)
・井関、トラクタ「ジアス」NTシリーズ新発売(2013.06.27)
・トラクタ中心に15品目45型式 井関の新製品(2013.06.24)
重要な記事
最新の記事
-
【解題】基本法改正は食料安保をめぐる現場での課題にどう応えようとしているのか 谷口信和東大名誉教授2024年4月23日
-
第18回全農学生「酪農の夢」コンクール「学校賞」新設 作品募集中2024年4月23日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 大分で開催 JA全農2024年4月23日
-
運営9年目・稼働率約9割 地域に喜ばれる貸出農園事業を展開 JAマインズ2024年4月23日
-
量販店等に終売通告を行う白米卸も【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月23日
-
【JA人事】JAむかわ(北海道)長門宏市組合長を再任(4月10日)2024年4月23日
-
【JA人事】JAとうや湖(北海道)高井一英組合長を再任(4月12日)2024年4月23日
-
農繁期の人材確保へ「いわて農業未来プロジェクト」支援開始 タイミー2024年4月23日
-
栃木県那須塩原市 道の駅「明治の森・黒磯」リニューアルオープン2024年4月23日
-
いちご生産量日本一 栃木県真岡市のPR動画「もおかのいちご物語」公開2024年4月23日
-
「夏のさつまいも博2024」さいたまスーパーアリーナで7月4日から開催2024年4月23日
-
知財功労賞「経済産業大臣表彰」を受賞 ブランド戦略とユニークな登録商標の活用が評価 サタケ2024年4月23日
-
令和5年冷凍食品の生産・消費調査 出荷額は7799億円で過去最高 日本冷凍食品協会2024年4月23日
-
農業を志す学生450人が来場「食品・農業就活サミット」開催 シンクロ・フード2024年4月23日
-
全国道の駅公式オンラインショッピングサイト「道の駅マルシェ」オープン2024年4月23日
-
千葉県市原市「第42回 市原市園芸まつり」開催2024年4月23日
-
食や農業の未来に「あったらいいな」を募集「未来エッセイ2101」AFJ2024年4月23日
-
その場で当たりが分かる「甘果にんじん」春キャンペーン開催 ファーマインド2024年4月23日
-
シードル生産者が大阪に集結「Osaka Cider Festival大阪林檎酒祭り」開催2024年4月23日
-
サラダクラブ産地表彰式 第8回「Grower of Salad Club 2024」開催2024年4月23日