小型・迅速・安価を売り物に 新型DNA検査装置を発売2015年3月30日
(株)サタケは、コメの品種判定用として、同社従来機種(RDNA1B)に比べ、概ね判定時間で4分の1,設置面積5分の1、販売価格3分の1となる新型DNA検査装置「GenelyzerII」を4月1日より販売する。
サタケは、2005年にコメのDNA品種判定装置「RDNA1B」を開発し、精米工場での品質管理などに活用されてきているが、さらに製品機能を向上させるため、2012年から(株)東芝と、コメ品種判定における作業工程の簡素化や分析速度の迅速化、などを目標とした共同研究に着手した。
東芝は、装置の中核となるDNA検査装置を独自で先行開発し、サタケはコメの品種を判定する「コメ品種識別用検査キット」の開発を東芝と行うとともに、使用現場でのフィールドテストを実施した。
新型DNA検査装置は従来機種に比べ、短時間での判定(約8時間→約2時間)や作業の簡易化(DNAチップによる識別)、設置スペースの削減(40平方メートル→7.5平方メートル)、販売価格の引き下げ(税別2280万円→800万円)などを可能にした。
これまでに比べ、検査装置が導入しやすくなり、専門知識が不要で検査作業の時間的・労力的負荷が軽減することから、品質管理部門のみならず、生産、製造加工、販売など幅広い分野での活用が期待される。
販売価格はDNA検査装置「GenelyzerII」が800万円、コメ品種識別用検査キット(1検体に1個必要)が8500円(共に税別)。主な販売先は、JA、農業団体、精米工場、米穀卸、商社などを想定している。なお、従来機種「RDNA1B」も併売される。
本件に関する問い合わせは、(株)サタケ広報室 TEL:082-420-8501まで。
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