画期的な儲かる色彩選別機 「XCA TYPE3」シリーズを発売 東洋ライス2015年10月2日
東洋ライス(株)は、従来の色彩選別機が抱える問題点を一挙に解決した、最新の高性能色彩選別機「XCA TYPE3」シリーズを発表した。
色彩選別機は、異色粒のみを選別除去するわけではない。また色彩選別機の特徴は、選別率を高めると純度率(不良米として排出された混合米の中の異色粒の率)が下がり、純度率を高めると選別率が下がるという二律背反の関係がある。
従って、これまでの色彩選別機でも使い方によって、選別率を高めることは可能だ。しかしその場合は純度率が下がり、除去米中に良米が多く含まれることになる。
全国の精米工場において、色彩選別機で排出された除去米の純度率はまちまちだが、平均的には異色粒が約50%、良米が約50%の比率になる(同社調べ)。その良米を50%も含んだ混合米の価格は、1kg70円以下だという。
最新の色彩選別機「XCA TYPE3」シリーズは、選別機能に最適な特殊LEDを採用するなど、独自の新画像処理機能を搭載したことで、純度率が高く、除去米中の良米含有率は、10~20%ほどしかない。
そのため、従来の色彩選別機で排出された除去米の中から、良米を取り出すことも可能だ。その歩留り向上分は精米工場の利益となる。
またこの新型機は、従来型機に対しても、それぞれの新機構パーツと入れ替えが可能となっており、設置済みの精米工場では新型機を買い換える必要がなく、導入コストを抑えられるという大きな特長がある。
同社の計算では、年間2万トンを精米する工場に、新型色彩選別機「XCA TYPE3」シリーズを導入すると、歩留差だけで、従来機より年間約310万円の利益が出るという。高精度選別機能をはじめ、操作性・メンテナンス性の向上や、コスト削減も「XCA TYPE3」シリーズの大きな魅力だ。
また同様の新機構やリターンレス方式を採用した小型色彩選別機「XCA-48R」も開発した。これにより、中規模精米工場のニーズにも対応出来るようになった。
本製品に関する問い合わせは、東洋ライス(株)企画広報部、TEL:073-471-3011まで。
(写真)説明する雑賀社長、XCA TYPE3、XCA-48R
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