売上高は386億5700万円 片倉コープアグリ2017年5月26日
政府は昨年末に「農業競争力強化プログラム」を取りまとめ、生産資材価格の引き下げなどの施策を打ち出したこともあり、肥料業界は利益面で苦戦を強いられている。同社の決算は、そうした厳しい事業環境を反映したものとなった。
片倉コープアグリ(株)の最大顧客であるJA全農も、生産資材費引き下げのため、輸入肥料の本格的取り扱いや、肥料銘柄の大幅集約を打ち出しており、肥料業界最大手メーカーである同社は、厳しい事業環境に直面している。
こうした情勢下で同社は、前年度に行った経営統合の効果実現を急ぎ、業務効率化による徹底した経費削減による競争力のある生産コストを目指し、国内トップクラスの肥料メーカーとして、地域の特性や多様なニーズに応える製品の開発・製造・販売を通じて、国内農業の再生・発展に寄与していく方針だ。
当連結年度の業績は、経営統合による肥料販売数量及び業容の拡大により、売上高は386億5700万円(前年同期比23.0%増)の2ケタ増収となった。
利益面では、6月、11月の肥料価格が大幅値下げとなったことから、値下げ前に保有していた在庫の原価率上昇などの影響により、営業利益6億400万円(同40.5%減)、経常利益は6億1000万円(同39.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億800万円(同74.2%減)となった。
(写真)決算説明する野村豊社長
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日