ロックウール社と販売店契約締結 全農グリーンリソース(株)2018年7月9日
全農グリーンリソース(株)は、園芸用ロックウールの開発・販売会社であるオランダのロックウール社と同社の取扱製品(登録商標:Grodan)の日本における販売店契約を締結した。
Grodanロックウールは、1969年に世界で初めて園芸用ロックウール培地として生産・販売され、現在世界60カ国で営業展開されているトップブランドだ。
ロックウールとは、玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰を混合し、高温で溶解し生成される人造鉱物繊維のこと。建築物などの断熱材・吸音材、園芸用人工培地として広く使われている。今回、全農グリーンリソースが取扱うGrodanロックウールは、玄武岩を原料とする園芸用人工培地で、トマト、キュウリ、パプリカ、ナス、バラ、ガーベラなどの栽培に利用されている。
(写真)Grodanロックウール
Grodanロックウールは、製品の均一性が高く、水分や肥料分が均一になるとともに、廃液を簡単に再利用できるので、水と肥料を節約できるという。
高度な施設園芸が展開されているオランダでは主力の培地といえる。また、日本では園芸用ロックウールの使用面積はまだ約400haだがその4から5割がGrodanが占めているという。
全農グリーンリソースでは、まだ施設園芸に占めるロックウールの使用面積は小さいが、逆にこれから大きく成長する可能性を持つ市場だと期待している。
同社の国内での販売開始は現在、12月1日からということで調整中だが、7月11日から13日に東京ビッグサイト東ホールで開催される「施設園芸・植物工場展 2018 (GPEC)」でこの製品展示を行うことにしている。
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