TCFD提言に賛同 デンカが表明 2020年9月16日
デンカ(株)(東京都中央区、山本学社長)は9月14日、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)による2017年6月の提言に賛同したと発表した。低炭素社会の実現に向けガバナンスやリスク管理など4項目の情報開示が推奨されたもので、TCFDコンソーシアムに参画し、積極的に情報開示を行っていくとしている。
世界の1300社を超す企業や機関がすでに賛同している。
G20の要請を受けた国際組織・金融安定理事会(FSB)が2015年に設置した機関がTCFD。2017年6月にTCFDがまとめた最終報告書の中で企業に対し、(1)ガバナンス、(2)戦略、(3)リスク管理、(4)指標と目標の4項目に基づいた情報開示を推奨した。環境重視型の低炭素社会への移行をめざし、企業にとって効率的な気候関連の財務情報開示を促そうとするものだ。
TCFDに賛同する企業や金融機関が一体となって運営される日本独自の組織がTCFDコンソーシアムで、有価証券報告書や統合報告書、ESG情報サイトを含む同社のホームページなどを通じ、気候変動に関する財務・経営情報の開示を今後積極的に開示していく予定。
デンカは化学メーカーの責務として温室効果ガスの中長期の排出量削減目標を策定し、自家水力発電所の増設や高効率ガスタービン発電機の導入などの施策をすでに進めており、自然災害から守る農地かんがいシステムやCO2排出ゼロの環境配慮型コンクリートなどの製品を市場に供給。気候変動の影響を受けにくい農作物の栽培を促進する「バイオスティミュラント」の開発なども行っている。
SDGsを羅針盤に、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】冬春トマトなどにコナジラミ類 県西部で多発のおそれ 徳島県2025年11月7日 -
米の民間4万8000t 2か月で昨年分超す2025年11月7日 -
耕地面積423万9000ha 3万3000ha減 農水省2025年11月7日 -
エンで「総合職」「検査官」を公募 農水省2025年11月7日 -
JPIセミナー 農水省「高騰するコスト環境下における食料システム法の実務対応」開催2025年11月7日 -
(460)ローカル食の輸出は何を失うか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月7日 -
「秋の味覚。きのこフェア」都内の全農グループ店舗で開催 JA全農2025年11月7日 -
茨城県「いいものいっぱい広場」約200点を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年11月7日 -
除草剤「クロレートS」登録内容変更 エス・ディー・エス バイオテック2025年11月7日 -
TNFDの「壁」を乗り越える 最新動向と支援の実践を紹介 農林中金・農中総研と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年11月7日 -
農家から農家へ伝わる土壌保全技術 西アフリカで普及実態を解明 国際農研2025年11月7日 -
濃厚な味わいの「横須賀みかん」など「冬ギフト」受注開始 青木フルーツ2025年11月7日 -
冬春トマトの出荷順調 総出荷量220トンを計画 JAくま2025年11月7日 -
東京都エコ農産物の専門店「トウキョウ エコ マルシェ」赤坂に開設2025年11月7日 -
耕作放棄地で自然栽培米 生産拡大支援でクラファン型寄附受付開始 京都府福知山市2025年11月7日 -
茨城県行方市「全国焼き芋サミット」「焼き芋塾」参加者募集中2025年11月7日 -
ワールドデーリーサミット2025で「最優秀ポスター賞」受賞 雪印メグミルク2025年11月7日 -
タイミーと業務提携契約締結 生産現場の労働力不足の解消へ 雨風太陽2025年11月7日 -
スマート農業分野の灌水制御技術 デンソーと共同で検証開始 ディーピーティー2025年11月7日 -
コクと酸味引き立つ「無限エビ 海老マヨネーズ風味」期間限定で新発売 亀田製菓2025年11月7日


































