JA営農指導員と組合員等に向けて オンライン営農指導サービスβ版開始 井上寅雄農園2021年6月25日
株式会社井上寅雄農園(長野県佐久市)が運営する農業のスキルシェアサービス「アグティー」は、JAの営農指導員と組合員、または、自治体の農業普及指導センターと地元農家に向けたオンライン農業指導サービスのβ版の提供を開始した。
簡単な指導はチャットで可能
「アグティー」は新規就農者や農業者が日頃抱えている栽培から経営まで、農業に関わる悩みに対し、プロ農業者などアドバイザーから直接、ビデオチャットなどでアドバイスが受けられる相談サイト。6月23日時点で、登録者は243人、アドバイザー88人となり、農業者の技術継承のツールとしてまた、農家が副収入が得られるツールとしても注目されている。
利用の際は、遠隔地での指導が可能で、チャットとビデオ通話が使えるところであれば指導員は職場にいながらチャットかビデオ通話で指導できる。また、簡単な指導はチャットが利用でき、相談者は写真を撮って送ることで現場に行かなくてもよい案件はチャットで解決することも可能となる。
また、ビデオ通話の内容を全て録画しているため、剪定、収穫などの講習会に参加できない場合も講習会の様子をビデオ通話で撮影しておけば、後日内容をダウンロード可能。さらに、農薬・肥料メーカーも参画予定しており、農薬肥料について指導員が聞くこともできる。指導員と相談者とのチャットは永久に保存でき、新人指導員などへの生きた教科書となる。利用料金は無料。
これまでに、長野県内のJA野菜部会が部会員同士の技術共有のツールとして利用。また。長野県内の農業農村支援センターは、農業普及指導員と若手農業者団体との指導ツールとして活用している。
利用イメージ
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