細葉立性草姿で葉先枯れに強い葉ネギ「京千羽」新発売 タキイ種苗2021年7月21日
タキイ種苗は、そろい性がよく、細葉立性草姿で葉先枯れに強い葉ネギの2021年度新品種「京千羽」の種子を発売した。
そろい性抜群の葉ネギ「京千羽」
薬味として生食のほか、焼いたり煮たりと年間を通じて食卓に欠かせない葉ネギ。用途に合わせてさまざまな規格が求められるため、ハウス直播型の小ネギや露地移植型の中ネギなど栽植密度を細かく設定することで対応している。近年では水耕や業務加工用カットの株刈り栽培など作型が多様化し、日本各地で栽培されるようになった。
一方、気候変動の影響で栽培は年々難しくなってきており、特に露地栽培では強風による倒伏や葉折れ、過乾湿による根傷みで葉先枯れや生育遅延が発生するなど、不良環境下においても収量性と商品性を発揮できる品種が求められている。同社はこうした現状を踏まえ、気候変動を受けにくい安定した伸長性、細葉立性草姿による耐倒伏・耐葉折れ、栽培期間全体を通じて葉先枯れの発生が少ないことを目標に選抜し、「京千羽」として販売する。
「京千羽」は、クズなどの発生が少ないことが特長。全長、太さともによくそろい、歩どまりがよく、高い収量性を発揮する。左右対称に規則正しく葉序が展開し、細葉立性草姿であるため、倒伏や葉折れに強い。また、濃緑葉で葉先枯れにも強く、高い秀品性で荷姿も美しく仕上がる。低温期でも安定して伸長するため、12月どりが可能。厳寒期のトンネル栽培でも持続的に生育するため徒長しにくく、安心して栽培できる。
「京千羽」の希望小売価格は、1袋(17ml)352円、2DLパックは3410円、1Lパックは1万6390円。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































