かんしょ基腐病対策をドローンで 南九州「かんしょドローン研修会」開催 シンジェンタ&DJI2022年4月26日
4月21日、鹿児島県曽於市でシンジェンタのアミスター20フロアブル(以下アミスター20)のかんしょのドローンでの普及およびDJI JAPANの新製品であるAGRAS T30/T10の普及に向けた活動の一環として、ドローンオペレーターを対象とした研修会を開催した。
DJIのAGRAS T30
今回の研修会開催には、一昨年から南九州のかんしょ(さつまいも)産地で多発しているかんしょ基腐病が背景にある。
2018‐2019年の疫学調査によれば、かんしょの立枯れ・塊根腐敗症状(主に基腐病)の発生には、圃場の排水性、過去の発生履歴、積算降水量が大きく影響することがわかっている。
基腐病は、発病株に形成された 胞子が降雨により生じる湛水などを介して周辺株に広がり蔓延するため、圃場の排水を促進するための対策が必要。その有力な対策の一つがアミスター20のドローン散布だ。
アミスター20は昨年3月の適用拡大で、かんしょ基腐病に対しても使用可能になった。
また、ドローンなどの無人航空機の散布にも対応しており、圃場に入らず散布ができ、暑い夏場の防除も短時間で省力的な作業が可能だ。
DJIのAGRAS T10
DJI社の新製品T30は、同社の農業ドローンの新しいデジタル・フラッグシップモデル。
30リットルの液剤タンク、最大40kgの粒剤散布装置容量、16個のノズルを装備し、散布幅は最大で9メートル。
さらにカーボンファイバーによるアーム構造で、折りたたむことで体積を最大80%削減できる。
また、果樹や様々な作物に対し、葉裏への付着を可能にした散布モードを搭載しており、浸透性、耐風性を向上し、ドリフトを抑えた散布も可能。
交換装着に要する時間は約1分と、交換も容易な構造となっている。
T10は、8リットルタンクを搭載し、散布幅は最大で6メートル。頑丈な折りたたみ式トラス構造で、これまでよりコンパクトなサイズで展開も容易だ。
当日は生憎の天候となったが、およそ50名の参加者が集い盛況となった。
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